列名と値の両方を指定せずにINSERT INTOステートメントを実行すると、MySQLは何を返すのか?
MySQLでは、INSERT INTOステートメントを実行するときに列名と値の両方を指定しなかった場合、テーブルの各列にはNULLが格納されます。この挙動について、以下に「Student」テーブルを作成した実際の例で確認してみましょう。
テーブルの作成
まず、次のクエリを使用して「Student」テーブルを作成します。
mysql> Create table Student(RollNO INT, Name Varchar(20), Class Varchar(15)); Query OK, 0 rows affected (0.17 sec)
列名と値を指定しないINSERT INTOの実行
続いて、列名と値の両方を指定しないINSERT INTOステートメントを、以下のように実行します。
mysql> Insert into Student() Values(); Query OK, 1 row affected (0.02 sec)
実行結果の確認
下記のSELECTクエリを実行すると、MySQLが各列の値としてNULLを格納していることがわかります。
mysql> Select * from Student; +--------+------+-------+ | RollNO | Name | Class | +--------+------+-------+ | NULL | NULL | NULL | +--------+------+-------+ 1 row in set (0.00 sec)
複数回実行した場合の挙動
なお、列名と値を指定しないINSERT INTOステートメントを実行するたびに、その都度NULLの値を持つ新しい行がテーブルに追加されます。つまり、複数回実行すれば、NULLのみが格納された行がその分だけ増えていきます。
mysql> Insert into Student() Values(); Query OK, 1 row affected (0.03 sec) mysql> Select * from Student; +--------+------+-------+ | RollNO | Name | Class | +--------+------+-------+ | NULL | NULL | NULL | | NULL | NULL | NULL | +--------+------+-------+ 2 rows in set (0.00 sec)
このように、MySQLでは列名と値を省略してINSERT INTOを実行してもエラーにはならず、すべての列にNULLが格納された行が挿入されます。ただし、これは各列にNOT NULL制約やデフォルト値が設定されていない場合の挙動である点に注意してください。NOT NULL制約が設定された列が存在する場合は、エラーが発生します。
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