情報セキュリティモデルの主要用語を徹底解説|PRM・RBAC・INFOSECとは
情報セキュリティとは
情報セキュリティとは、個人データを保存している間や、ある場所から別の場所へ送信している間に、不正アクセスや改ざんから守るための一連の実践手法のことです。
情報セキュリティは、印刷物・電子データなどの機密情報、センシティブな情報、個人情報を不正な人物から保護するために設計・実装されます。これにより、データの悪用、漏えい、破壊、改変、妨害といった被害を防ぐことができます。
情報システムとITセキュリティポリシーの役割
情報システムとは、組織のデータ処理ニーズを満たすために相互に連携する「人」「プロセス」「資源」の集合体です。処理の過程で、データは収集され、保存され、変更され、組織内で配布されます。こうしたシステムには、受け取ったデータをコンピュータシステムなどを通じて保存・取得・変換・処理・通信できる能力が求められます。
ITセキュリティポリシーは、組織のIT資産やリソースに対して、誰がどのようにアクセスし利用するかに関するルールと手順を定めたものです。効果的なITセキュリティポリシーは組織文化のモデルとなり、従業員が情報や業務に向き合う方法から、ルールやプロセスが自然に導き出されるものです。
情報セキュリティモデルの主な用語一覧
パフォーマンス参照モデル(PRM:Performance Reference Model)
連邦政府全体で共通の成果指標を提供する、パフォーマンス測定のためのフレームワークです。各部門がエージェンシーのEA(エンタープライズアーキテクチャ)を活用して、情報システム投資の便益や戦略的成果への影響を測定できるようにし、政府業務をより適切に管理することを目的としています。
量産前モデル(Preproduction Model)
標準的な要素を使用し、形状・設計・性能を完全に評価できる段階にあるINFOSEC機器のバージョンです。一般に「ベータモデル」とも呼ばれます。
量産モデル(Production Model)
最終的な機械的・電子的な形式に仕上がったINFOSEC製品のことを指します。
ロールベースアクセス制御(RBAC:Role-Based Access Control)
リソースへのアクセスを管理するモデルの一つで、許可される操作を個々の利用者IDではなく「ロール(役割)」に紐づけて識別する方式です。
技術参照モデル(TRM:Technical Reference Model)
サービスコンポーネントや機能の提供を支えるための標準技術を定義した、コンポーネント駆動型の技術フレームワークです。企業の定義された境界の外側に位置しながらも、IA(情報保証)およびIA対応製品、セキュリティ態勢、リスク管理計画を支援する重要なセキュリティフレームワークです。
リスク管理フレームワーク(Risk Management Framework)
企業や組織のリスクを体系的に管理・統制するための構造化されたアプローチです。
情報セキュリティ(Information Security)
機密性・完全性・可用性を確保するために、情報および情報システムを不正アクセス、不正使用、開示、妨害、改変、破壊から防御することを指します。
情報セキュリティポリシー(Information Security Policy)
組織がどのように情報を整理・保護・配布するかを定める、指令・方針・規則・慣行の総称です。
情報システムセキュリティ(INFOSEC:Information Systems Security)
保存・処理・伝送のいずれの段階においても、データへの不正アクセスや改ざん、そして正規ユーザーへのサービス拒否(DoS)から情報システムを守ることです。脅威の検出、記録、対応に必要な各種対策も含まれます。
-
情報セキュリティサービスとは?押さえておきたい5つの主要サービス
情報セキュリティには、システムやデータをさまざまな脅威から守るために、複数の重要なサービスが存在します。本記事では、情報セキュリティを構成する5つの主要なサービスについて、それぞれの役割と特徴をわかりやすく解説します。 1. データの機密性(Confidentiality) 機密性とは、伝送される情報を受動的な攻撃から保護することを指します。情報伝送の内容に関しては、複数のレベルで保護を実現できます。 最も広範なサービスでは、2者の間である期間内に送受信されるすべてのユーザーデータを保護します。例えば、2つのシステム間にTCP接続が確立された場合、この広範な保護により、そのTCP接続上で伝送
-
情報セキュリティにおける復号化の種類とは?仕組みと代表的な3方式を解説
復号化(Decryption)とは、暗号化の逆プロセスであり、暗号文(Cipher Text)を平文(Plain Text)へと変換する手順のことです。受信側では、読み取ることができないメッセージ(暗号文)から元のメッセージを取り出すために、この復号化技術が不可欠となります。 復号化の基本的な仕組み 復号化は、情報を暗号化する際に使用された変換アルゴリズムと逆向きの処理を行うことで機能します。暗号化されたデータを元の状態へ戻すには、暗号化に使ったのと同じ鍵が必要になります。 復号化の過程では、システムが乱雑化された情報を抽出・変換し、人間にとって理解しやすいテキストや画像へと変換します。復号化