情報セキュリティの基本用語一覧|押さえておきたい主要セキュリティ用語を徹底解説
情報セキュリティの分野では、日々多くの専門用語が使われています。攻撃手法から防御技術まで、知っておくと実務や学習に役立つ主要な情報セキュリティ用語を、カテゴリ別にわかりやすく解説します。
脅威・攻撃に関連する用語
脅威(Threat)
不正アクセス、データの削除・漏えい・改ざん、サービス拒否などを通じて、情報システムに悪影響を及ぼす可能性のある状況や出来事のことです。
ハッカー(Hacker)
情報システムやそのデータへのアクセスを試みる、あるいは実際にアクセスを成功させる不正ユーザーを指します。
侵入(Intrusion)
システムのセキュリティ機構を回避し、許可なく内部に入り込む不正行為のことです。
悪意のあるコード(Malicious Code)
情報システム上で不正な処理を実行できるソフトウェアの総称です。ウイルスやワームなどがこれに該当します。
バックドア(Back Door)
セキュリティ制御を回避するために仕込まれる隠れたソフトウェアまたはハードウェアの仕組みです。「トラップドア」とも呼ばれます。
カードスキマー(Card Skimmers)
クレジットカードやデビットカードから個人情報を不正に読み取る違法な装置です。ATMや決済端末に取り付けられる被害が報告されています。
データ駆動型攻撃(Data Driven Attack)
一見無害なデータの中に攻撃コードを埋め込み、それをユーザーやプロセスが実行することで成立する攻撃です。データ形式のままファイアウォールを通過し、その内側にあるシステムを攻撃できるため、ファイアウォールにとって大きな脅威となります。
サービス拒否攻撃(Denial of Service:DoS)
何らかの行為によって、情報システムの一部または全体が正常に機能できなくなる状態を引き起こす攻撃です。
辞書攻撃(Dictionary Attack)
大規模な単語リストに登録された言葉を次々と試すブルートフォース(総当たり)手法を用いたパスワード破解攻撃です。
DNSスプーフィング(DNS Spoofing)
被害者システムのネームサービスキャッシュを汚染(ポイズニング)したり、正規ドメインのDNSサーバーを侵害したりすることで、別のシステムのDNS名を偽装する攻撃です。
フラッディング(Flooding)
大量のデータを送り込み、結果としてサービス拒否を引き起こすインシデントの一種です。
ルートキット(Rootkit)
パスワードやコンピュータとの間でやり取りされるメッセージトラフィックを密かに取得する、ハッカーが使用するツールです。
認証・防御に関連する用語
認証(Authentication/Authenticate)
ユーザー、デバイス、その他のエンティティの本人性を確認したり、保存・送信されるデータが不正に改ざんされていないことを検証したりする仕組みです。また、通信やメッセージの有効性、送信者の正当性、特定情報へのアクセス権限を証明するセキュリティ対策でもあります。
対策(Countermeasures)
情報システムの脆弱性を低減するための行動、装置、プロセス、手法などの総称です。
ファイアウォール(Firewall)
セキュリティポリシーを実施するためのハードウェアまたはソフトウェアによるソリューションです。内外の通信を監視・制御します。
ネットワークに関連する用語
パケット(Packet)
送信元と受信先のアドレス情報、エラー制御データ、メッセージ本体を含み、ネットワーク上で送受信される情報のブロック単位です。
パケットフィルタリング(Packet Filtering)
ルーターに備わる機能で、送信元・宛先・サービスの種類など、あらかじめ定められた条件に基づいてデータの流れを制限します。
パケットスニファー(Packet Sniffer)
ネットワーク上のコンピュータ間を行き交う情報を監視・解析する装置またはプログラムです。診断用途と盗聴用途の両方に使われる可能性があります。
モバイルコード(Mobile Code)
リモートシステムから取得され、ネットワーク経由で転送され、受け手が明示的にインストールや操作を行わなくてもローカルシステム上で自動的にダウンロード・実行されるソフトウェアのことです。
まとめ
情報セキュリティ用語は、「脅威・攻撃」「認証・防御」「ネットワーク」の3つの観点で整理すると理解しやすくなります。それぞれの用語の意味を正しく把握しておくことで、セキュリティ対策の方針決定やインシデント対応の際に、より適切な判断ができるようになります。
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