データウェアハウスのデスクトップ検討時に押さえるべき課題とは?
デスクトップマシンのスペックは、ユーザーの特性と利用するツールの要件によって決まります。Webブラウザ経由でHTMLドキュメントとしてデータを閲覧するだけのカジュアルユーザーであれば、ブラウザを快適に動作させる程度の性能で十分です。
一方、複雑なクエリや分析をゼロから構築するパワーユーザーの場合は、より高性能なマシンが必要となる可能性があります。データウェアハウスのフロントエンドとしてデスクトップ環境を検討する際には、以下のような課題があります。
クロスプラットフォーム対応
組織によっては、マーケティング部門にMacintoshを使い続けるメンバーがいたり、エンジニアリング部門や製造部門でUNIXが必要になるケースもあります。複数のデスクトッププラットフォームをサポートするということは、フロントエンドチームにとって大きな負担増を意味します。インストールやサポートの手順もプラットフォームごとに異なるため、チームはすべてのプラットフォームに精通していなければなりません。
デスクトップOSのバージョン
全員が同じデスクトップハードウェアを使用していても、OSのバージョンが適切でなければ、クライアントソフトウェアを正しく動作させられないことがあります。導入予定のツールが要求するOSバージョンを事前に確認し、実際の環境と一致しているかどうかを調査しておきましょう。
ソフトウェア配布
これはデータウェアハウスにとって厄介な問題です。ゆっくりと静かに忍び寄り、気づいたときには深刻な打撃となって現れるからです。最初の数人へのインストールは比較的簡単です。彼らは設計セッションに参加していたメンバーなので、通常は誰なのか把握できているからです。しかし、ユーザー数が拡大すると配布作業は急速に煩雑になります。
Webベースツールの限界
Webおよび関連技術の最大の魅力は、プラットフォーム非依存性とシームレスな配布を実現できる点にあります。ただし、これはあくまで原則論であり、単純なレポート参照レベルでのみ当てはまります。本格的なアドホック分析を行うには、それ相応のデスクトップ側の処理能力が必要になります。
メモリ容量の重要性
メモリ容量がデスクトップマシンのパフォーマンスに大きく影響することは、決して驚くべきことではありません。ある企業では、ネットワークの問題調査に多大な時間と労力を費やした結果、本当のボトルネックは対象マシンのメモリ不足だったことが判明しました。これらのマシンは、仮想メモリとの間でデータやプログラムのページング処理にほとんどの時間を費やしていたのです。
デスクトップ構成のまとめ
推奨されるのは、標準的なプラットフォームを選択し、ツールセットを快適にサポートできる最小構成を決定することです。そのうえで、業務効果を発揮できる十分なスペックを確保しましょう。さらに、分析を頻繁に行う動的ユーザー向けには、別途高性能な推奨構成を用意することをおすすめします。こうしたユーザーは数こそ少ないものの、ビジネスへの影響力は非常に大きいためです。
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