データ構造入門:根付きツリーと根なしツリーの違いを徹底解説
データ構造における根付きツリー(有根木)と根なしツリー(無根木)は、どちらもノードとエッジで構成される木構造ですが、その性質と用途には重要な違いがあります。本記事では、両者の違いをわかりやすく解説します。まずは、それぞれのツリーの例から見ていきましょう。
根付きツリーの例

根なしツリーの例

根付きツリーと根なしツリーの基本的な違い
根付きツリーでは、子孫ノードを持つ各ノードが、それらの子孫全体にとっての最も近い共通祖先(最近共通祖先)を表します。さらに、ツリーによっては、エッジ(辺)の長さが時間的な経過の推定値として解釈される場合もあります。
一方、根なしツリーには祖先を示す「根」が存在しません。根なしツリーはノード間の分岐の順序や接続関係を表現しますが、最後の共通祖先がどこに位置するのか、すなわち根の位置に関する情報は持ちません。
それぞれの主な用途
根付きツリーは、ファイルシステムや組織図のように明確な階層構造を持つデータの表現に適しています。これに対して根なしツリーは、生物の系統関係を示す系統樹のように、方向性を持たない相対的なつながりを表現する場面でよく用いられます。
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