データ構造入門:不規則な配列(ジャグ配列)とは?正規配列との違いを解説
不規則な配列(Irregular Arrays)とは
この記事では、データ構造における「不規則な配列」について解説します。不規則な配列を理解するためには、まず「正規の配列(Regular Arrays)」について知っておく必要があります。
正規の配列とは
正規の配列とは、各行に含まれる列の数がすべて同じであるような配列のことです。言い換えれば、どの行も同じ数の要素を持っている場合、その配列は正規の配列と呼ばれます。以下のような2次元配列が、正規の配列の典型的な例です。

このように、行ごとの要素数が一定であるため、メモリ上でも連続した領域として扱いやすく、インデックスによるアクセスが単純になるという特徴があります。
不規則な配列の定義
正規の配列の定義から逆に考えると、不規則な配列とは何かが分かります。不規則な配列では、行ごとに含まれる要素の数が同じであってもなくてもよいという点が大きな特徴です。つまり、ある行には5つの要素があり、別の行には3つしか要素がない、といった柔軟な構造が許されます。
配列の配列(Array of Arrays)による表現
このような不規則な配列は、「配列の配列(Array of Arrays)」と呼ばれる形式で表現することができます。これは、外側の配列の各要素が、それぞれ独立した配列への参照を保持する構造です。イメージとしては以下のようになります。

まとめ
不規則な配列(ジャグ配列とも呼ばれます)は、行ごとに異なる数の要素を持てる柔軟なデータ構造です。C#やJavaなどの言語では標準的にサポートされており、三角行列や階層的なデータなど、サイズが均一でないデータを効率的に扱う際に活用されます。一方で、正規の配列と比べるとメモリ管理やアクセス方法がやや複雑になるため、用途に応じて使い分けることが重要です。
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