テックマーケターに聞く:エンタープライズマーケティングで技術的専門知識が不可欠な理由
「若き日の自分へのアドバイス」シリーズでは、Redisで活躍する女性テックスタッフが、キャリアをスタートさせた頃に知っておきたかった洞察を語ります。
Maygol Kananizadeh(メイゴル・カナニザデ)が初めてコンピュータを手にしたのは高校生の時でした。多くの子どもたちと同じように、最初はゲーム目的で使っていましたが、やがてコントロールパネルの設定を掘り下げるようになり、最終的にはプログラミング教室に通うことに。そこで彼女は天職を見出します。「当時、コンピューターに関わらなければ、クールなものを見逃してしまう気がしていたんです」と彼女は振り返ります。
学部と大学院(後者はカリフォルニア州立大学サクラメント校)でコンピュータサイエンスを専攻した後、Maygolはインテルでのインターンシップ(実に3回!)を経て、同社のソフトウェアエンジニアとしてフルタイムのポジションを獲得し、キャリアをスタートさせました。やがて彼女は、新製品の細かい技術仕様だけでなく、主要な機能やメリットを顧客に伝えるための戦略にも興味を持つようになります。2019年にはRedisにテクニカルプロダクトマーケティングマネージャーとして参画し、現在は競合分析を担当しています。今回は、Maygolがどのように技術力をマーケティング業務に活かしているのか、同僚への感謝を伝えることの重要性などについて伺いました。
Q. インテルでの最初の正社員の仕事について教えてください
A. スマートフォン、タブレット、ノートPC、デスクトップといったインテルのクライアントソリューションのエンドユーザーエクスペリエンスを評価するチームのソフトウェアエンジニアとして採用されました。ある意味、夢のような仕事でしたね。学校を卒業して、それまで一度は使ってみたかったものすべてを触れるわけですから。製品のローンチでは、マーケティングチームと緊密に連携していました。例えば新しいノートPCが市場に出る場合、「前世代と比べてなぜこのモデルを選ぶべきなのか」「どんな問題を解決するのか」「どんな作業をこなせるのか」を明らかにする必要があります。私の役割は、そうした貴重な情報の断片をすべて見つけ出し、数値化して、経営層の意思決定者に提示することでした。
楽しい仕事でしたし、素晴らしいチームで働けたのは幸運でした。純粋なマーケティング出身者から純粋なエンジニアリング出身者まで、多彩な背景を持つメンバーが揃っていました。特定の物差しだけでなく、それぞれが異なるアプローチで問題に対処する姿を見るのは、とても刺激的でした。
Q. Redisとマーケティング職への道はどのように開かれたのですか?
A. エンジニアは生の数字を見るのが好きですよね。しかし多くの人は、何ミリ秒改善されたかといった詳細にはあまり関心がなく、最終的なビジネスインパクトだけを知りたがります。だからこそ、インテルで膨大なデータの結果が1本の動画やスライドショーへと凝縮されていく過程を見るのは、非常に興味深い経験でした。また、新製品づくりに注ぎ込まれた膨大な労力の成果を、消費者がなぜ気にかけるのかを理解したいとも思いました。「結局、そのすべてに何の意味があるの?」と問いたかった。それが私の本当に興味のあることであり、キャリアの方向転換を決めた理由です。
Q. Redisでの日々の業務内容は?
A. テクニカルプロダクトマーケターとして、私たちのソリューションが顧客のビジネス課題の解決にどう役立ち、市場の類似製品と比べてどのような価値を提供できるのかを理解するために、積極的に情報収集を行っています。このプロセスの多くは、自社製品をどう改善できるかを見極め、ベストプラクティスや学んだ教訓を整理することでもあります。
Q. 仕事で一番好きなことは?
A. 人々の多様な視点を理解することが本当に好きなんです。異なるバックグラウンドを持つ人々を同じテーブルに集めてソリューションを考えれば、あらゆる視点が反映されるため、エンドユーザーにとってより良いものになります。Redisで心地よく感じているのは、人々が知識や時間を惜しみなく共有してくれる文化です。サイロが存在しません。私が尋ねれば、誰もが喜んで必要な情報を提供してくれます。これはどこにでもあることではありません。しかもこれは双方向的なもので、私が1週間かけて学んだことを1日で同僚に伝えれば、その人は別のプロジェクトへ前進できます。結局は全員が得をするのです。会社も勝ち、顧客も、より早くソリューションが届くことで勝てるのです。
Q. テクニカルマーケティングを目指す人に必要なスキルとは?
A. まず傾聴力は非常に重要です。自分は聞くのが上手だと思っているのに、実際にはアクティブに聞いていない人がとても多い。自分の話す番を待っているだけで、相手の言葉を何も聞いていないのです。私自身が傾聴の達人だと言うつもりはありませんが、毎日少しでも上達しようと努めています。会話の流れに集中し、質問を恐れず、共通理解が得られるまで対話を重ねることが大切です。
次に、テクニカルマーケティングにおいてはプレゼンテーション能力も欠かせません。学生時代やインテルで技術職に就いていた頃は、似た背景を持つ人々と話すことがほとんどでした。皆が同じ知識ベースを共有しているため、専門用語で混乱することはありません。しかし、技術寄りの立場から、よりエンドユーザーと向き合う役割に移ると、伝えるべきポイントは大きく変わります。魔法の薬を飲めば一夜にして名プレゼンターになれるわけではありません。ひたすら練習し、優れたプレゼンターだと思う人を観察してメモを取りましょう。逆に、会議中に退屈してしまったときは、その人の何があなたの興味を失わせたのかも記録しておくと良い勉強になります。
3つ目は、どんな役割でも功績を正当に評価することです。特にキャリアの初期段階では重要です。多くの人が、問題解決やプロジェクトの遂行を手助けし、自分の時間を投資してくれるはずです。あなたの仕事が認められたときは、わざわざ貢献してくれた人たちに功績を還元することを忘れないでください。毎回長いリストを挙げろと言っているのではなく、適切な場面で行うということです。
さらに、称賛を優雅に受け入れることも学びましょう。誰かがあなたの仕事を認めて声をかけてくれたら、素直に「ありがとう」と伝え、謙遜して小さく見せないこと。大きな自我や権利意識を持つ必要はありませんが、自分が良い仕事をしたという自信はしっかり持ちましょう。
Q. テック業界で働きたい若者は、他に何を知っておくべきですか?
A. 学びを止めないこと。私たちの業界は、一晩で状況が変わる世界です。今日知っていることが6ヶ月後には時代遅れになり得ます。名門大学の学位を持っていたり、長年の経験があったとしても、学び終えたとは思わないでください。そんなことは決してありません。
怖いのは分かります。特に同じ職に数年就いていると、居心地の良さに慣れてしまうものです。転職やキャリアチェンジをすると、自分の未知の領域の広さに圧倒されそうになるかもしれません。でも心配いりません。人は誰でもそれを乗り越えられます。よく言われるように「不快感に慣れること」が大切なんです。そして、助けを求めることを恐れないでください。頼れば、思った以上に周囲が協力してくれることに驚くはずです。
Q. 若い頃の自分に向けて、何かアドバイスはありますか?
A. 経験を積むにつれ、人と人との橋を架けることの重要性を毎日痛感しています。特に今、全員がリモートワークをしている状況ではなおさらです。私たちは仕事に多くの時間を費やしており、家族と過ごす時間よりも長くなることもあるでしょう。だからこそ、同僚と10分間雑談をしたり、一緒にプロジェクトを組むことはなさそうな別部署の人と関係を築いたりする時間を意識的に作りましょう。友情が芽生えるかもしれないし、「この人ならハイキングに行ったり、雑談したりできそう」と思える相手が見つかるかもしれません。そうすれば仕事の日が少しだけ楽しくなります。
人とのつながりがなければ、仕事は単なる取引のように機械的になり、すぐに色褪せてしまいます。人間関係の構築に投資してください。将来、同じ会社の同僚になるかもしれませんし、友人になる可能性もあるのです。仕事とは、出勤して業務をこなし、退勤するだけのものではありません。共有される知識や育まれる関係性を、ぜひ最大限に活用してください。
Q. 職場で新しい人とつながるのは難しいものですが、始めるコツはありますか?
A. つながりたい相手を直接知らない場合でも、その人を紹介してくれる人はいないでしょうか?COVID-19以前は、こうした人間関係を広げるために、パフォーマンス関連のミートアップに参加していました。私は自分が社交下手だと気づいていたので、無理やり自分に参加させていたんです。パフォーマンス計測に関する会話は、他の参加者とのアイスブレイカーになり、コミュニケーションや交流の練習にもなりました。いつか皆で再びそうしたイベントに戻れることを願っています。
それまでの間、誰かと話したいと思ったら、思い切ってメッセージを送ればいいのです。臆病になる必要はありません。長期間の在宅勤務を続けていれば、誰だって「ドアをノックされる」ことを歓迎するはずです。最初の一歩を踏み出すことを恐れないでください。
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2009年の誕生以来、Redis OSS(オープンソース版)は非常に活発なオープンソースコミュニティを形成してきました。その周辺には数多くのツールやユーティリティが開発されており、非分散型データストア向けのピアツーピア地理分散レイヤーであるDynomiteもその一つです。 DynomiteはNetflixのエンジニアチームによって開発され、オープンソースとして公開されました。特定のニーズに対する優れたソリューションを提供してきましたが、ここ数年は効果的なメンテナンスが行われていません。さらに、DynomiteによるRedis OSSインスタンスの分散モデルのせいで、Redis OSSの一部機