【CSS3】column-spanプロパティでマルチカラムの要素を全カラムにまたがらせる方法
CSS3のマルチカラムレイアウトでは、column-countやcolumn-gapなどを使って、新聞のような段組みを簡単に作成できます。しかし、「見出しだけすべてのカラムにまたがって表示したい」という場面もあります。そんなときに活躍するのがcolumn-spanプロパティです。
column-spanプロパティとは?
column-spanプロパティは、マルチカラムコンテナ内の要素が複数のカラムにまたがって表示されるかどうかを指定するためのプロパティです。指定できる主な値は次のとおりです。
- none … 要素は複数のカラムにまたがりません(初期値)。
- all … 要素はすべてのカラムにまたがって表示されます。この要素を境に、前後でカラムが分断されます。
たとえば、段組みされた記事の中でタイトルや区切り見出しだけ全体に渡って広げたい場合などに便利です。
使用例
次のコードは、4カラムの段組みの中で、見出し(h2要素)にcolumn-span: allを指定した例です。旧バージョンのChrome・Safari・Opera向けに-webkit-プレフィックスも併記しています。
<html>
<head>
<style>
.multi {
/* カラム数を指定 */
-webkit-column-count: 4;
-moz-column-count: 4;
column-count: 4;
/* カラム間の余白(ギャップ)を指定 */
-webkit-column-gap: 40px;
-moz-column-gap: 40px;
column-gap: 40px;
/* カラム間の罫線(スタイル・色・幅)を指定 */
column-rule-style: solid;
column-rule-color: #ff00ff;
-webkit-column-rule-width: 5px;
-moz-column-rule-width: 5px;
column-rule-width: 5px;
}
/* 見出しをすべてのカラムにまたがらせる */
.multi h2 {
-webkit-column-span: all; /* Chrome・Safari・Opera */
column-span: all;
}
</style>
</head>
<body>
<div class="multi">
<h2>This is demo text</h2>
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</div>
</body>
</html>
実行結果
ブラウザで表示すると、見出し「This is demo text」が4つのカラムすべてにまたがって横断表示され、その下から本文が4段組で流し込まれていることが確認できます。

対応ブラウザ
column-spanプロパティは、Chrome、Edge、Firefox、Safari、Operaといった主要なモダンブラウザで標準サポートされています。ただし、古いWebKit系ブラウザでは-webkit-column-spanの指定が必要となるため、両方を併記しておくと安心です。なお、Internet Explorerでは利用できない点に注意してください。
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