MongoDBの$addToSet演算子でネストされた配列(配列内の配列)に値を追加する方法
MongoDBで、配列の中にさらに配列が存在する構造(ネストされた配列)に対して値を追加したい場合は、update()メソッドと$addToSet演算子を組み合わせて使用します。
$addToSet演算子は、指定した値が配列にまだ存在しない場合にのみ値を追加します。すでに同じ値が存在する場合は何も行わないため、重複のない配列を簡単に維持できるのが特徴です。
サンプルコレクションの作成
まず、ネストされた配列を含むドキュメントを持つコレクションを作成します。
> db.demo509.insertOne(
... {
... "value1" : [
... {
... "value2" : [
... 76,
... 14,
... 56
... ]
... },
... {
... "value2" : [
... 12,
... 19,
... 91
... ]
... },
... {
... "value2" : [
... 87
... ]
... }
... ]
... }
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e88421d987b6e0e9d18f57d")
}登録済みドキュメントの確認
find()メソッドを使用して、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。
> db.demo509.find();
実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e88421d987b6e0e9d18f57d"), "value1" : [
{ "value2" : [ 76, 14, 56 ] },
{ "value2" : [ 12, 19, 91 ] }, { "value2" : [ 87 ] }
] }$addToSetを使ってネストされた配列に値を追加する
以下は、$addToSetを使用して配列内の配列に値を追加するクエリです。ドット記法「value1.2.value2」により、value1配列のインデックス2(3番目の要素)にあるvalue2配列を対象として指定しています。
> db.demo509.update({},{$addToSet:{"value1.2.value2":1000}})
WriteResult({ "nMatched" : 1, "nUpserted" : 0, "nModified" : 1 })更新結果の確認
もう一度find()メソッドを実行して、更新後のドキュメントを確認します。
> db.demo509.find();
出力を見ると、value1配列の3番目の要素であるvalue2配列に「1000」が追加されていることがわかります。
{ "_id" : ObjectId("5e88421d987b6e0e9d18f57d"), "value1" : [
{ "value2" : [ 76, 14, 56 ] },
{ "value2" : [ 12, 19, 91 ] }, { "value2" : [ 87, 1000 ] }
] }このように、$addToSetとドット記法を組み合わせることで、ネストされた配列の任意の位置にある要素に対して、重複を避けながら安全に値を追加することができます。
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