MongoDB集約グループを作成して配列内の重複値を削除する方法
MongoDBで配列内の重複する値を削除したい場合は、aggregate(集約)フレームワークを使用し、その中で$groupステージを活用します。さらに、配列を分解する$unwindと、重複を自動的に排除する$addToSetを組み合わせることで、効率的に重複値を除去できます。
サンプルコレクションの作成
まずはドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。以下の例では、「demo649」というコレクションに2つのドキュメントを挿入します。
> db.demo649.insertOne(
... { "_id" : 101, "Names" : [ "John", "Bob", "Bob", "Robert" ], "CountryName" : "US" }
... );
{ "acknowledged" : true, "insertedId" : 101 }
>
> db.demo649.insertOne({ "_id" :102, "Names" : [ "John", "Robert" ], "CountryName" : "UK"});
{ "acknowledged" : true, "insertedId" : 102 }
挿入されたドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。
> db.demo649.find();
上記のコマンドを実行すると、次のような出力が得られます。ここで注目すべきは、_id「101」のドキュメントのNamesフィールドに「Bob」が2回含まれている点です。この重複を取り除くのが今回の目的です。
{ "_id" : 101, "Names" : [ "John", "Bob", "Bob", "Robert" ], "CountryName" : "US" }
{ "_id" : 102, "Names" : [ "John", "Robert" ], "CountryName" : "UK" }
集約パイプラインによる重複値の削除
続いて、集約グループを使用して重複する配列値を削除するクエリを見ていきましょう。各ステージの役割は以下の通りです。
- $unwind:Names配列を個々の要素に分解します
- $group:_idごとにドキュメントをグループ化し、$addToSetによって重複のない配列を再構築します
- $first:CountryNameのように、グループ化しても変える必要のないフィールドの先頭の値を保持します
> db.demo649.aggregate(
... { $unwind : "$Names"},
... { $group : { _id : "$_id" , Names : { $addToSet : "$Names" } ,
... CountryName : { $first : "$CountryName" }}}
... )
このクエリを実行すると、次の出力が得られます。_id「101」のドキュメントから重複していた「Bob」が1つだけ残り、配列内の値がすべて一意になっていることが確認できます。
{ "_id" : 102, "Names" : [ "Robert", "John" ], "CountryName" : "UK" }
{ "_id" : 101, "Names" : [ "Robert", "Bob", "John" ], "CountryName" : "US" }
まとめ
$unwindで配列を展開し、$groupと$addToSetを組み合わせることで、MongoDBの配列から重複する値を簡単に削除できます。ただし、$addToSetは要素の順序を保証しないため、出力結果の配列順序は元のドキュメントと異なる場合がある点に注意してください。順序を維持しながら重複を削除したい場合は、アプリケーション側での後処理や、別のアプローチを検討するとよいでしょう。
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