MongoDBでタグ(配列要素)を更新するクエリの書き方
MongoDBでタグを更新するには?
MongoDBでドキュメント内の配列に格納されたタグを更新するには、updateコマンドと位置演算子「$」を組み合わせて使用します。この記事では、実際にコレクションを作成し、配列内の特定のタグを更新するまでの手順をサンプルコード付きで解説します。
1. コレクションの作成
まず、insertOne()メソッドを使って、タグ情報を持つドキュメントを含むコレクションを作成します。
> db.demo713.insertOne(
... {
... tags:
... [
... {
... id:101,
... Name:"Tag-1"
... },
... {
... id:102,
... Name:"Tag-3"
... },
... {
... id:103,
... Name:"Tag-3"
... }
... ]
... }
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5ea8625a5d33e20ed1097b87")
}
これで、「tags」という配列フィールドに3つのタグオブジェクトを持つドキュメントが登録されました。
2. 登録されたドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.demo713.find();
実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5ea8625a5d33e20ed1097b87"), "tags" : [ { "id" : 101, "Name" : "Tag-1" }, { "id" : 102, "Name" : "Tag-3" }, { "id" : 103, "Name" : "Tag-3" } ] }ここで注目したいのは、idが102のタグのNameが誤って「Tag-3」になっている点です。これを「Tag-2」に修正してみましょう。
3. タグを更新するクエリ
以下が、配列内の特定のタグを更新するためのクエリです。
> db.demo713.update({"tags.id":102},{$set:{"tags.$.Name":"Tag-2"}},false,true);
WriteResult({ "nMatched" : 1, "nUpserted" : 0, "nModified" : 1 })このクエリのポイントは次のとおりです。
- 検索条件「{"tags.id":102}」:配列内のidが102である要素を対象に指定します。
- 位置演算子「$」:「tags.$.Name」と記述することで、検索条件に一致した配列要素だけをピンポイントで更新できます。
- 第3引数のfalse:アップサート(該当ドキュメントが存在しない場合の新規作成)を無効にします。
- 第4引数のtrue:条件に一致するすべてのドキュメントを更新対象にします(multiオプション)。
実行結果の「nModified : 1」は、1件のドキュメントが正常に更新されたことを示しています。
4. 更新結果の確認
再度find()メソッドにpretty()を組み合わせて実行し、更新後のドキュメントを整形して表示します。
> db.demo713.find().pretty();
実行すると、次のような出力が得られます。
{
"_id" : ObjectId("5ea8625a5d33e20ed1097b87"),
"tags" : [
{
"id" : 101,
"Name" : "Tag-1"
},
{
"id" : 102,
"Name" : "Tag-2"
},
{
"id" : 103,
"Name" : "Tag-3"
}
]
}idが102のタグのNameが「Tag-3」から「Tag-2」に正しく更新されていることが確認できます。
補足:新しいバージョンではupdateOne()/updateMany()が推奨
MongoDB 4.2以降では、従来のupdate()は非推奨となり、代わりにupdateOne()やupdateMany()の使用が推奨されています。上記の処理は、次のように書き換えることができます。
> db.demo713.updateOne({"tags.id":102},{$set:{"tags.$.Name":"Tag-2"}});updateOne()は最初に一致した1件のみ、updateMany()は一致したすべてのドキュメントを更新します。アップサートが必要な場合は、第3引数として「{ upsert: true }」などのオプションを渡せばOKです。位置演算子「$」の使い方は従来どおりなので、覚えておくと配列操作の幅が大きく広がります。
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