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MongoDBのオブジェクト配列内で異なるオブジェクトの属性を比較する方法

MongoDBでオブジェクト配列内の異なるオブジェクト同士の属性を比較するには、$let演算子と$indexOfArray演算子を組み合わせて使用します。本記事では、具体的なコード例をもとに、その手順をわかりやすく解説します。

比較の仕組み

比較の基本となる流れは次のとおりです。

  • $indexOfArray: 配列内から指定した条件に一致する要素のインデックス(位置)を取得します
  • $arrayElemAt: 取得したインデックスを基に、配列から該当するオブジェクトを取り出します
  • $let: 取り出したオブジェクトを変数に格納し、式の中で再利用できるようにします
  • $ltなどの比較演算子: 変数に格納した値同士を比較します

サンプルコレクションの作成

まずは、ドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。

> db.demo366.insertOne(
...    {
...
...       "Name" : "Chris",
...       "details" : [
...       {
...          "Id" : "John1",
...          "value" : "test"
...       },
...       {
...          "Id" : "John2",
...          "value" : 18
...       },
...       {
...          "Id" : "John3",
...          "value" : 20
...       }
...    ]}
... );
{
   "acknowledged" : true,
   "insertedId" : ObjectId("5e57ddd92ae06a1609a00ae7")
}

作成したドキュメントの確認

find()メソッドを使用して、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。

> db.demo366.find();

これにより、次のような出力が得られます。

{
   "_id" : ObjectId("5e57ddd92ae06a1609a00ae7"), "Name" : "Chris", "details" : [
      { "Id" : "John1", "value" : "test" }, { "Id" : "John2", "value" : 18 },
      { "Id" : "John3", "value" : 20 }
   ]
}

異なるオブジェクトの属性を比較するクエリ

以下が、MongoDBのオブジェクト配列内で異なるオブジェクトの属性を比較するクエリです。ここでは、「John2」と「John3」の各オブジェクトが持つvalueフィールドを比較しています。

> db.demo366.find(
...    {"$expr":{
...       "$let":{
...          "vars":{
...             "john2":{"$arrayElemAt":["$details",{"$indexOfArray":["$details.Id","John2"]}]},
...             "john3":{"$arrayElemAt":["$details",{"$indexOfArray":["$details.Id","John3"]}]}
...    },
...    "in":{"$lt":["$$john2.value","$$john3.value"]}}
... }})

実行すると、次の出力が得られます。

{
   "_id" : ObjectId("5e57ddd92ae06a1609a00ae7"), "Name" : "Chris", "details" : [
      { "Id" : "John1", "value" : "test" }, { "Id" : "John2", "value" : 18 },
      { "Id" : "John3", "value" : 20 }
   ] 
}

クエリのポイント

このクエリでは、$exprを使うことで集計式をfind()の検索条件として利用しています。varsセクションで「john2」と「john3」という2つの変数を定義し、それぞれ$indexOfArrayによってdetails配列内のIdフィールドが「John2」「John3」に一致する要素の位置を特定したうえで、$arrayElemAtにより該当オブジェクトを取得しています。最後にinセクションで「$$john2.value」と「$$john3.value」を$lt(より小さい)で比較しています。今回の例ではJohn2の値(18)がJohn3の値(20)より小さいため、条件を満たすこのドキュメントが検索結果として返されます。

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