MongoDBで既存のドキュメント・埋め込みドキュメントの存在を確認する方法
はじめに
MongoDBでは、$exists演算子を使用することで、特定のフィールドや埋め込みドキュメントが存在するかどうかを簡単に確認できます。本記事では、実際にコレクションを作成しながら、$existsを使って埋め込みドキュメント内のフィールドの有無をチェックする手順を具体的なコード例とともに解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、insertOne()メソッドを使ってドキュメントを挿入し、コレクションを作成します。1つ目のドキュメントには「Name」フィールドを含む埋め込みドキュメントがあり、2つ目には含まれていない点に注目してください。
> db.demo322.insertOne(
... {'id':1001,
... 'details':[{'Score':10000,Name:"Bob"},
... {'Score':98000,Name:"Sam"}
... ]
... }
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e5113e2f8647eb59e56206c")
}
> db.demo322.insertOne(
... {'id':10002,
... 'details':[{'Score':9000},
... {'Score':91000}
... ]
... }
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e5113faf8647eb59e56206d")
}挿入したドキュメントの確認
find()メソッドを使うと、コレクション内のすべてのドキュメントを表示できます。
> db.demo322.find();
実行すると、次のような出力が得られます。
{
"_id" : ObjectId("5e5113e2f8647eb59e56206c"), "id" : 1001, "details" : [
{ "Score" : 10000, "Name" : "Bob" }, { "Score" : 98000, "Name" : "Sam" }
]
}
{
"_id" : ObjectId("5e5113faf8647eb59e56206d"), "id" : 10002, "details" : [
{ "Score" : 9000 }, { "Score" : 91000 }
]
}ご覧のとおり、id「1001」のドキュメントのdetails配列内には「Name」フィールドが存在しますが、id「10002」のドキュメントには存在しません。
$existsを使った存在チェックの実行
既存のドキュメントや埋め込みドキュメントの存在を確認するクエリは以下のとおりです。
> db.demo322.find({"details.Name":{$exists:true}}).count() > 0;実行結果は次のようになります。
True
クエリの仕組み
このクエリでは、パス「details.Name」に対して{$exists:true}を指定することで、details配列内のいずれかの埋め込みドキュメントに「Name」フィールドが存在するかどうかを判定しています。さらに、条件に一致するドキュメント数を返すcount()メソッドの結果が0より大きいかどうかを評価することで、最終的にtrue(存在する)またはfalse(存在しない)という真偽値として結果を取得できます。
補足:$exists演算子について
{$exists:true}は、指定したフィールドが存在するドキュメントに一致します。値がnullの場合も一致対象となる点に注意してください。{$exists:false}を指定すると、逆にそのフィールドが存在しないドキュメントを抽出できます。- 配列フィールドに対して使用した場合、配列内のどれか1つの要素でも該当フィールドを持っていれば一致します。
このように$existsを活用することで、スキーマが柔軟なMongoDBにおいても、特定のフィールドの有無に基づいた柔軟なデータ検索が可能になります。
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