MongoDBで配列要素の順序を入れ替えるクエリの書き方
スワップの考え方で配列要素の順序を変更する
MongoDBで配列要素の順序を変更したい場合は、プログラミングでおなじみの「スワップ(値の入れ替え)」の考え方を利用します。forEach()で各ドキュメントを取り出し、一時変数を使って配列内の要素を入れ替え、$set演算子でコレクションに書き戻す、というのが基本的な流れです。実際に手順を見ていきましょう。
1. サンプルコレクションの作成
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成します。
> db.demo301.insertOne({"Name":["Chris","David","Bob"]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e4d6ff55d93261e4bc9ea51")
}2. ドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.demo301.find();
これにより、次の出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e4d6ff55d93261e4bc9ea51"), "Name" : [ "Chris", "David", "Bob" ] }3. 配列要素の順序を変更するクエリ
以下が、配列要素の順序を入れ替えるためのクエリです。一時変数tに先頭の要素を退避させてから0番目と1番目の要素を入れ替え、update()でドキュメントを更新しています。
> db.demo301.find({}, { Name : 1 }).forEach(function(n) {
... var t = n.Name[0];
... n.Name[0] = n.Name[1];
... n.Name[1] = t;
... db.demo301.update({ _id: n._id }, { $set: { Name: n.Name } });
...})4. 実行結果の確認
もう一度find()メソッドを実行して、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみましょう。
> db.demo301.find();
出力を確認すると、「Chris」と「David」の位置が入れ替わり、配列の順序が変更されていることがわかります。
{ "_id" : ObjectId("5e4d6ff55d93261e4bc9ea51"), "Name" : [ "David", "Chris", "Bob" ] }補足:最新バージョンでの注意点
MongoDB 3.x以降ではupdate()メソッドは非推奨となっているため、実際の開発ではupdateOne()やupdateMany()を使用することが推奨されています。また、この手法はmongoシェル上でJavaScriptのforEach()を実行する方式のため、大量のドキュメントを扱う場合には、集計パイプライン($arrayElemAtや$concatArraysなど)を活用した一括更新も検討するとよいでしょう。
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