MongoDBでNAND条件のクエリを実行する方法|$orと$neを組み合わせるテクニック
MongoDBでNAND条件のクエリを実行する方法
MongoDBにはNAND(否定AND)を直接表現する専用の演算子は用意されていません。多くの方が$not演算子を使えば複雑な式を反転できると考えがちですが、実際には$not演算子は複雑な式全体を反転することができません。
そこで代わりに、$ne演算子を$andまたは$orと組み合わせて使用することで、NANDと同等の検索結果を得ることができます。
NANDロジックの基本
NANDとは「NOT AND」、すなわち「両方がtrueではない」という意味です。論理的には次のように変形できます。
A NAND B = NOT(A AND B) = (NOT A) OR (NOT B)
このド・モルガンの法則に基づき、MongoDBでは「$or」と「$ne」の組み合わせによってNANDを実現します。
サンプルコレクションの作成
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。
> db.demo266.insertOne({"active1":true,"active2":false});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e480f4b1627c0c63e7dbaa7")
}
> db.demo266.insertOne({"active1":true,"active2":true});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e480f501627c0c63e7dbaa8")
}
> db.demo266.insertOne({"active1":false,"active2":false});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e480f561627c0c63e7dbaa9")
}
> db.demo266.insertOne({"active1":false,"active2":true});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e480f701627c0c63e7dbaaa")
}
find()メソッドですべてのドキュメントを表示
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示してみます。
> db.demo266.find();
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e480f4b1627c0c63e7dbaa7"), "active1" : true, "active2" : false }
{ "_id" : ObjectId("5e480f501627c0c63e7dbaa8"), "active1" : true, "active2" : true }
{ "_id" : ObjectId("5e480f561627c0c63e7dbaa9"), "active1" : false, "active2" : false }
{ "_id" : ObjectId("5e480f701627c0c63e7dbaaa"), "active1" : false, "active2" : true }
$orと$neを組み合わせたNANDクエリ
続いて、$or演算子と$ne演算子を組み合わせてNAND条件を実現するクエリを見てみましょう。
> db.demo266.find({$or:[{"active1":{"$ne":true}},{"active2":{"$ne":true}}]});
このクエリは「active1がtrueではない、またはactive2がtrueではない」ドキュメント、つまり「両方がtrueであるもの以外」を抽出します。実行すると、次の出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e480f4b1627c0c63e7dbaa7"), "active1" : true, "active2" : false }
{ "_id" : ObjectId("5e480f561627c0c63e7dbaa9"), "active1" : false, "active2" : false }
{ "_id" : ObjectId("5e480f701627c0c63e7dbaaa"), "active1" : false, "active2" : true }
まとめ
MongoDBでNAND条件を実現したい場合は、$not演算子ではなく、$ne演算子を$or(または$and)と組み合わせるのが正しいアプローチです。「両方のフィールドがtrueであるデータを除外したい」といったケースで、このテクニックは非常に役立ちます。
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