MongoDBアグリゲーションで複数のプロパティ値を1つの配列に結合する方法
MongoDBでは、複数のプロパティ(フィールド)に格納された値を1つの配列にまとめたいケースがあります。このような値の結合(coalesce)を行うには、アグリゲーションパイプラインの $group と $project を組み合わせて使用します。本記事では、具体的な手順をサンプルコードとともに解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。insertOne()メソッドを使ってドキュメントを挿入します。
> db.demo244.insertOne({"Value1":10,"Value2":20});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e4582e31627c0c63e7dba63")
}
> db.demo244.insertOne({"Value1":20,"Value2":30});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e4582f11627c0c63e7dba64")
}
登録されたドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.demo244.find();
このクエリを実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e4582e31627c0c63e7dba63"), "Value1" : 10, "Value2" : 20 }
{ "_id" : ObjectId("5e4582f11627c0c63e7dba64"), "Value1" : 20, "Value2" : 30 }
複数のプロパティ値を単一の配列に結合するクエリ
以下は、MongoDBアグリゲーションを使用して、異なるプロパティ(Value1とValue2)の値を1つの配列に結合するクエリです。
> db.demo244.aggregate([
...
... { "$group": {
... "_id": null,
... "v1": { "$addToSet": "$Value1" },
... "v2": { "$addToSet": "$Value2" }
... }},
...
... { "$project": {
... "AllValues": { "$setUnion": [ "$v1", "$v2" ] }
... }}
...]);
このクエリを実行すると、次のような出力が得られます。
{ "_id" : null, "AllValues" : [ 10, 20, 30 ] }
クエリの仕組み
このアグリゲーションパイプラインは、以下のステップで動作します。
- $group:
_idを null に設定することで、コレクション内のすべてのドキュメントを1つのグループにまとめます。 - $addToSet: 各フィールドの値を重複のない配列として収集します。ここでは Value1 の値が「v1」、Value2 の値が「v2」として格納されます。
- $setUnion: 複数の配列を統合し、重複する要素を取り除いた単一の配列を生成します。
このように、$addToSet で収集した各プロパティの値を $setUnion で統合することにより、Value1 と Value2 の値を重複なく単一の配列 [10, 20, 30] として取得することができます。なお、重複を許容したい場合は $push と $concatArrays を使う方法もありますので、用途に応じて使い分けるとよいでしょう。
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