MongoDBで複数のプロパティを比較する方法を解説
MongoDBで複数のプロパティを比較するには?
MongoDBでドキュメント内の複数のプロパティ(フィールド)同士を比較したい場合、$where演算子を使用します。$whereを使うと、JavaScriptの式を記述して、同一ドキュメント内のフィールド値を柔軟に比較できます。
ここでは、配列「Scores」に格納された2つのスコアを比較する例を見ていきましょう。
サンプルコレクションの作成
まず、insertOne()メソッドを使ってドキュメントを作成します。
> db.demo223.insertOne({"Scores":[56,78]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e3ee4ca03d395bdc2134730")
}
> db.demo223.insertOne({"Scores":[88,45]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e3ee4d103d395bdc2134731")
}
> db.demo223.insertOne({"Scores":[98,79]});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e3ee4d803d395bdc2134732")
}登録したドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.demo223.find();
実行すると、以下のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e3ee4ca03d395bdc2134730"), "Scores" : [ 56, 78 ] }
{ "_id" : ObjectId("5e3ee4d103d395bdc2134731"), "Scores" : [ 88, 45 ] }
{ "_id" : ObjectId("5e3ee4d803d395bdc2134732"), "Scores" : [ 98, 79 ] }$whereを使った複数プロパティの比較クエリ
次のクエリでは、「Scores」配列の1番目の要素(this.Scores[0])が2番目の要素(this.Scores[1])より大きいドキュメントだけを抽出しています。
> db.demo223.find({ $where : "this.Scores[0] > this.Scores[1]" });このクエリを実行すると、以下の出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e3ee4d103d395bdc2134731"), "Scores" : [ 88, 45 ] }
{ "_id" : ObjectId("5e3ee4d803d395bdc2134732"), "Scores" : [ 98, 79 ] }結果を見ると、最初のドキュメント([56, 78])は1番目の値が2番目より小さいため除外され、条件を満たす2件のドキュメントのみが返されています。
$where使用時の注意点
$whereは非常に便利な反面、以下の点に注意が必要です。
・インデックスが利用できない: $whereは各ドキュメントに対してJavaScriptを実行するため、通常のクエリ演算子と比べて処理速度が遅くなります。大規模なコレクションでは特に注意してください。
・可能な限り通常の演算子を優先: 単純なフィールド比較であれば、$exprや集計パイプライン(aggregate)を使う方が高速です。MongoDB 3.6以降では、$exprを使って同じような比較を行えます。
このように、$whereを活用すれば、同一ドキュメント内の複数のプロパティや配列要素を自由に比較することができます。
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