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MongoDBで配列の全要素が指定値より大きいドキュメントを検索するクエリ

MongoDBで配列フィールドの要素を指定した値と比較してドキュメントを検索するには、$gt(greater than/より大きい)演算子を使用します。ここでは、サンプルコレクションを作成しながら、実際の動作を順番に確認していきます。

サンプルコレクションの作成

まず、insertOne()メソッドを使って、数値の配列「Scores」を持つドキュメントを4件登録します。

> db.arrayElementsNotGreaterThanDemo.insertOne({"Scores":[89,43,32,45]});
{
   "acknowledged" : true,
   "insertedId" : ObjectId("5cd9e9f9b50a6c6dd317adb3")
}
> db.arrayElementsNotGreaterThanDemo.insertOne({"Scores":[32,33,34,40]});
{
   "acknowledged" : true,
   "insertedId" : ObjectId("5cd9ea13b50a6c6dd317adb4")
}
> db.arrayElementsNotGreaterThanDemo.insertOne({"Scores":[45,56,66,69]});
{
   "acknowledged" : true,
   "insertedId" : ObjectId("5cd9ea25b50a6c6dd317adb5")
}
> db.arrayElementsNotGreaterThanDemo.insertOne({"Scores":[46,66,77,88]});
{
   "acknowledged" : true,
   "insertedId" : ObjectId("5cd9ea3cb50a6c6dd317adb6")
}

登録されたドキュメントの確認

find()メソッドにpretty()を組み合わせると、コレクション内のすべてのドキュメントを整形された形式で表示できます。

> db.arrayElementsNotGreaterThanDemo.find().pretty();

実行すると、次のような出力が得られます。

{
   "_id" : ObjectId("5cd9e9f9b50a6c6dd317adb3"),
   "Scores" : [
      89,
      43,
      32,
      45
   ]
}
{
   "_id" : ObjectId("5cd9ea13b50a6c6dd317adb4"),
   "Scores" : [
      32,
      33,
      34,
      40
   ]
}
{
   "_id" : ObjectId("5cd9ea25b50a6c6dd317adb5"),
   "Scores" : [
      45,
      56,
      66,
      69
   ]
}
{
   "_id" : ObjectId("5cd9ea3cb50a6c6dd317adb6"),
   "Scores" : [
      46,
      66,
      77,
      88
   ]
}

$gt演算子を使った検索クエリ

次のクエリでは、Scoresフィールドに$gt演算子を適用し、45より大きい値を含むドキュメントを検索します。

> db.arrayElementsNotGreaterThanDemo.find({Scores: {$gt:45}});

実行結果は次のとおりです。

{ "_id" : ObjectId("5cd9e9f9b50a6c6dd317adb3"), "Scores" : [ 89, 43, 32, 45 ] }
{ "_id" : ObjectId("5cd9ea25b50a6c6dd317adb5"), "Scores" : [ 45, 56, 66, 69 ] }
{ "_id" : ObjectId("5cd9ea3cb50a6c6dd317adb6"), "Scores" : [ 46, 66, 77, 88 ] }

注意点:$gtは配列内の1つの要素でも一致すればマッチする

配列フィールドに直接$gtを指定した場合、配列内の少なくとも1つの要素が条件を満たしていれば、そのドキュメント全体がマッチします。上記の出力を見ると、[89, 43, 32, 45]のように45以下の要素を含むドキュメントも結果に含まれていることが分かります。

すべての要素が条件より大きいドキュメントだけを取得するには

「配列のすべての要素が45より大きい」という条件を厳密に適用したい場合は、$notと$lte(less than or equal/以下)を組み合わせる方法が有効です。これにより、「45以下の要素を1つも含まない」ドキュメント、すなわち全要素が45より大きいドキュメントだけを抽出できます。

> db.arrayElementsNotGreaterThanDemo.find({Scores: {$not: {$lte: 45}}});

この場合、サンプルデータの中で条件を満たすのは[46, 66, 77, 88]の1件だけです。用途に応じて、$gt単体のクエリと$not+$lteの組み合わせを使い分けるとよいでしょう。

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