MongoDBでフィールドの合計が特定の値より大きいドキュメントを取得する方法
MongoDBでは、複数のフィールドの合計値が特定の値を超えているドキュメントを検索したいケースがあります。こうした条件は、$where演算子を使うことで実現できます。この記事では、サンプルコレクションの作成から実際の検索クエリまで、手順を追って詳しく解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、検索対象となるコレクションを作成します。以下のコマンドで、3つの価格フィールド(Price1、Price2、Price3)を持つドキュメントを挿入しましょう。
> db.sumOfFieldIsGreaterThanDemo.insertOne({"Price1":10,"Price2":50,"Price3":40});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cdd84b8bf3115999ed511e6")
}
> db.sumOfFieldIsGreaterThanDemo.insertOne({"Price1":11,"Price2":1,"Price3":120});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cdd84c6bf3115999ed511e7")
}
> db.sumOfFieldIsGreaterThanDemo.insertOne({"Price1":10,"Price2":9,"Price3":6});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5cdd84d2bf3115999ed511e8")
}
登録したドキュメントの確認
find()メソッドを使うと、コレクション内のすべてのドキュメントを表示できます。
> db.sumOfFieldIsGreaterThanDemo.find();
実行すると、以下のように登録済みの3件のドキュメントが出力されます。
{ "_id" : ObjectId("5cdd84b8bf3115999ed511e6"), "Price1" : 10, "Price2" : 50, "Price3" : 40 }
{ "_id" : ObjectId("5cdd84c6bf3115999ed511e7"), "Price1" : 11, "Price2" : 1, "Price3" : 120 }
{ "_id" : ObjectId("5cdd84d2bf3115999ed511e8"), "Price1" : 10, "Price2" : 9, "Price3" : 6 }
$where演算子でフィールドの合計が100より大きいドキュメントを取得する
それでは本題です。$where演算子にJavaScriptの関数を渡すことで、Price1・Price2・Price3の合計が100より大きいドキュメントだけを抽出できます。
> db.sumOfFieldIsGreaterThanDemo.find(
{$where: function() {
return this.Price1+this.Price2+this.Price3 > 100
}}
);
実行結果は以下のとおりです。合計が100を超えるのは2番目のドキュメント(11 + 1 + 120 = 132)のみであることがわかります。
{ "_id" : ObjectId("5cdd84c6bf3115999ed511e7"), "Price1" : 11, "Price2" : 1, "Price3" : 120 }
$whereを使う際の注意点
$where演算子は非常に柔軟ですが、各ドキュメントに対してJavaScriptを実行するため、インデックスを利用できずパフォーマンスが低下しやすいというデメリットがあります。大規模なコレクションを扱う場合は、$expr演算子と集計演算子($addなど)を組み合わせる方法を検討しましょう。
> db.sumOfFieldIsGreaterThanDemo.find({
$expr: { $gt: [ { $add: ["$Price1", "$Price2", "$Price3"] }, 100 ] }
});
$exprはインデックスを活用できる場合があり、$whereよりも高速に動作します。用途に応じて両者を使い分けることで、柔軟かつ効率的なクエリを実現できます。
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