MongoDBでフィールドの値に関係なく、特定のフィールドを持つすべてのドキュメントを検索する方法
MongoDBで、フィールドの値が何であれ(nullや空文字列であっても)、そのフィールド自体を持つすべてのドキュメントを検索したい場合は、$exists 演算子を使用します。この演算子は、指定したフィールドがドキュメント内に存在するかどうかを判定するもので、データの整合性チェックや部分的なデータ抽出に非常に便利です。
$exists演算子の基本構文
db.yourCollectionName.find({ yourFieldName: { $exists: true } });
$exists: true を指定すると、そのフィールドを持つドキュメントのみが取得されます。逆に $exists: false を指定すれば、フィールドを持たないドキュメントだけを抽出することも可能です。
サンプルコレクションの作成
まず、動作を確認するためのコレクションを作成しましょう。ここでは「StudentName」と「StudentAge」というフィールドを持つドキュメントをいくつか挿入します。意図的に null や空文字列を含めている点に注目してください。
> db.findAllDocumentWhichHaveFieldDemo.insertOne({"StudentName":"John","StudentAge":null});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c9d1d60a629b87623db1b22")
}
> db.findAllDocumentWhichHaveFieldDemo.insertOne({"StudentName":"Larry","StudentAge":null});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c9d1d70a629b87623db1b23")
}
> db.findAllDocumentWhichHaveFieldDemo.insertOne({"StudentName":"Chris","StudentAge":""});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c9d1d7ba629b87623db1b24")
}
> db.findAllDocumentWhichHaveFieldDemo.insertOne({"StudentName":"Robert","StudentAge":""});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c9d1d81a629b87623db1b25")
}
登録された全ドキュメントの確認
find() メソッドと pretty() を組み合わせると、コレクション内のすべてのドキュメントを見やすい形式で表示できます。
> db.findAllDocumentWhichHaveFieldDemo.find().pretty();
実行結果は以下のとおりです。
{
"_id" : ObjectId("5c9d1d60a629b87623db1b22"),
"StudentName" : "John",
"StudentAge" : null
}
{
"_id" : ObjectId("5c9d1d70a629b87623db1b23"),
"StudentName" : "Larry",
"StudentAge" : null
}
{
"_id" : ObjectId("5c9d1d7ba629b87623db1b24"),
"StudentName" : "Chris",
"StudentAge" : ""
}
{
"_id" : ObjectId("5c9d1d81a629b87623db1b25"),
"StudentName" : "Robert",
"StudentAge" : ""
}
$existsを使ってフィールドを持つドキュメントを検索する
それでは本題です。「StudentAge」フィールドの値が null であろうと空文字列であろうと、このフィールドを持つすべてのドキュメントを取得するには、次のようにクエリを記述します。
> db.findAllDocumentWhichHaveFieldDemo.find({StudentAge:{$exists:true}});
実行結果を見ると、値が null のドキュメントも空文字列のドキュメントも、すべて取得できていることがわかります。
{ "_id" : ObjectId("5c9d1d60a629b87623db1b22"), "StudentName" : "John", "StudentAge" : null }
{ "_id" : ObjectId("5c9d1d70a629b87623db1b23"), "StudentName" : "Larry", "StudentAge" : null }
{ "_id" : ObjectId("5c9d1d7ba629b87623db1b24"), "StudentName" : "Chris", "StudentAge" : "" }
{ "_id" : ObjectId("5c9d1d81a629b87623db1b25"), "StudentName" : "Robert", "StudentAge" : "" }
特定のフィールドを除外して表示する(プロジェクション)
検索結果から「StudentName」フィールドを除外したい場合は、find() の第2引数にプロジェクションを指定します。クエリ条件を第1引数、表示設定を第2引数に渡すのが正しい構文です。
> db.findAllDocumentWhichHaveFieldDemo.find({StudentAge:{$exists:true}}, {StudentName:0});
実行すると、「StudentName」を除いたドキュメントが以下のように出力されます。
{ "_id" : ObjectId("5c9d1d60a629b87623db1b22"), "StudentAge" : null }
{ "_id" : ObjectId("5c9d1d70a629b87623db1b23"), "StudentAge" : null }
{ "_id" : ObjectId("5c9d1d7ba629b87623db1b24"), "StudentAge" : "" }
{ "_id" : ObjectId("5c9d1d81a629b87623db1b25"), "StudentAge" : "" }
まとめ
MongoDBでフィールドの値に関係なく、特定のフィールドを持つドキュメントを検索するには $exists 演算子を使うのが最適です。なお、{ field: null } という条件では「フィールドが存在しないドキュメント」までマッチしてしまうため、純粋に「フィールドの存在」だけを判定したいケースでは $exists を使うことをおすすめします。
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