MongoDBでネストされたオブジェクト構造にアクセスする方法【ドット表記の使い方】
MongoDBでは、ドット表記(ドット・ノーテーション)を使用することで、ネストされたオブジェクト構造の内部にあるフィールドへ直接アクセスできます。この記事では、サンプルデータを持つコレクションの作成から、find()メソッドとドット表記を組み合わせてネストされたフィールドを検索する方法まで、順を追って解説します。
1. ネストされたドキュメントを含むコレクションの作成
まず、insertOne()メソッドを使って、多層的にネストされたオブジェクトを持つドキュメントを含むコレクションを作成しましょう。
> db.nestedObjectDemo.insertOne({"Student" : { "StudentDetails" : { "StudentPersonalDetails" : { "StudentName" : [ "John" ],
... "StudentCountryName" : [ "US" ],
... "StudentCoreSubject" : [ "C", "Java" ],
... "StudentProject" : [ "Online Book Store", "Pig Dice Game" ] } } } });
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c99dfc2863d6ffd454bb650")
}
「acknowledged : true」が返されていれば、ドキュメントの挿入は成功です。
2. find()メソッドで全ドキュメントを表示する
続いて、find()メソッドを使用して、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。pretty()を付けることで、整形された読みやすい形式で出力されます。
> db.nestedObjectDemo.find().pretty();
実行すると、以下のような出力が得られます。
{
"_id" : ObjectId("5c99dfc2863d6ffd454bb650"),
"Student" : {
"StudentDetails" : {
"StudentPersonalDetails" : {
"StudentName" : [
"John"
],
"StudentCountryName" : [
"US"
],
"StudentCoreSubject" : [
"C",
"Java"
],
"StudentProject" : [
"Online Book Store",
"Pig Dice Game"
]
}
}
}
}
3. ドット表記でネストされたオブジェクトにアクセスする
ネストされたフィールドへアクセスするには、階層構造に従って各フィールド名をピリオド(.)で連結したパスを指定します。以下は、「Student」→「StudentDetails」→「StudentPersonalDetails」→「StudentName」という深い階層にある値「John」を条件に検索するクエリです。
> db.nestedObjectDemo.find({"Student.StudentDetails.StudentPersonalDetails.StudentName":"John"}).pretty();
実行すると、条件に一致したドキュメントのみが以下のように出力されます。
{
"_id" : ObjectId("5c99dfc2863d6ffd454bb650"),
"Student" : {
"StudentDetails" : {
"StudentPersonalDetails" : {
"StudentName" : [
"John"
],
"StudentCountryName" : [
"US"
],
"StudentCoreSubject" : [
"C",
"Java"
],
"StudentProject" : [
"Online Book Store",
"Pig Dice Game"
]
}
}
}
}
ドット表記を使用する際のポイント
- クエリ内でドット表記を使用する場合、フィールド名のパス全体をダブルクォート(")で囲む必要があります。囲まないとシンタックスエラーが発生します。
- 配列の要素にアクセスしたい場合は、「StudentProject.0」のようにインデックス番号を指定することも可能です。
- ドット表記はfind()だけでなく、updateOne()などの更新操作や、projection(取得フィールドの指定)でも同様に利用できます。
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