MongoDBで大文字と小文字を区別しないクエリを実行する方法
はい、MongoDBでは正規表現(regexp)を使うことで、大文字と小文字を区別しないクエリを作成できます。ポイントは、正規表現の末尾に付ける「i」オプション(大文字・小文字を無視するフラグ)です。
基本構文
大文字・小文字を区別せずに検索する場合の基本構文は以下のとおりです。
db.yourCollectionName.find({"yourFieldName":/^yourvalue$/i});「/^値$/i」のように、検索したい値を「^」と「$」で囲み、最後に「i」を付けることで、完全一致かつ大文字・小文字を区別しない検索が可能になります。
サンプルコレクションの作成
それでは、実際に動作を確認するために、いくつかのドキュメントを含むコレクションを作成してみましょう。以下のクエリでコレクションにドキュメントを挿入します。
> db.caseInsensitiveDemo.insertOne({"Name":"John"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c6d7a67f2db199c1278e7ef")
}
> db.caseInsensitiveDemo.insertOne({"Name":"JOHN"});
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5c6d7ad6f2db199c1278e7f0")
}ここでは、「John」と「JOHN」というように、大文字・小文字の異なる同じ名前を持つ2つのドキュメントを挿入しています。
挿入したドキュメントの確認
find()メソッドを使って、コレクション内のすべてのドキュメントを表示します。
> db.caseInsensitiveDemo.find();
実行結果は以下のとおりです。
{ "_id" : ObjectId("5c6d7a67f2db199c1278e7ef"), "Name" : "John" }
{ "_id" : ObjectId("5c6d7ad6f2db199c1278e7f0"), "Name" : "JOHN" }大文字・小文字を区別しないクエリの実行
次に、大文字・小文字を区別せずに「john」を検索するクエリを実行してみます。
> db.caseInsensitiveDemo.find({"Name":/^john$/i});実行結果は以下のとおりです。
{ "_id" : ObjectId("5c6d7a67f2db199c1278e7ef"), "Name" : "John" }
{ "_id" : ObjectId("5c6d7ad6f2db199c1278e7f0"), "Name" : "JOHN" }検索条件には小文字の「john」を指定しましたが、「John」と「JOHN」の両方のドキュメントが取得できていることがわかります。このように、正規表現に「i」オプションを付けるだけで、簡単に大文字・小文字を区別しない検索が実現できます。
補足:パフォーマンスに関する注意点
正規表現を使った検索は便利ですが、先頭に「^」を付けたアンカー付きのパターンでない場合、インデックスが有効に活用されず、大規模なコレクションではパフォーマンスが低下する可能性があります。また、MongoDB 3.2以降では、照合(collation)の強度を設定する方法でも大文字・小文字を区別しない検索が可能なので、用途に応じて使い分けることをおすすめします。
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