PHPの式(Expression)とは?基本構文と演算子の使い方を実例付きで解説
はじめに
PHPスクリプト内のほぼすべての要素は「式」です。何らかの値を持つものは、すべて式とみなされます。典型的な代入文($x=100)では、リテラル値、関数、あるいは演算子によって処理されるオペランドなど、代入演算子(=)の右側に現れるものすべてが式に該当します。
基本構文
$x=100; //100は式 $a=$b+$c; //$b+$cは式 $c=add($a,$b); //add($a,$b)は式 $val=sqrt(100); //sqrt(100)は式 $var=$x!=$y; //$x!=$yは式
インクリメント・デクリメント演算子を使った式
++ と -- は、それぞれインクリメント(増加)演算子およびデクリメント(減少)演算子と呼ばれます。これらは単項演算子であり、オペランドを1つだけ必要とします。前置(prefix)と後置(postfix)のどちらの形式でも使用できますが、式の値に対する効果は異なります。
前置・後置どちらの ++ 演算子も、オペランドの値を1増加させます(-- 演算子の場合は1減少させます)。ただし、代入式の中で使用した場合、前置形式では最初にインクリメント/デクリメントが実行され、その後に代入が行われます。一方、後置形式では、インクリメント/デクリメントの前に代入が完了します。
以下は後置 ++ 演算子を使用した例です。
例
<?php $x=10; $y=$x++; //$y=$x を実行してから $x=$x+1 を実行するのと同等 echo "x = $x y = $y"; ?>
出力結果
このコードを実行すると、次の結果が表示されます。
x = 11 y = 10
一方、次の例では代入時に前置インクリメント演算子を使用しています。
例
<?php $x=10; $y=++$x; //$x=$x+1 を実行してから $y=$x を実行するのと同等 echo "x = $x y = $y"; ?>
出力結果
このコードを実行すると、次の結果が表示されます。
x = 11 y = 11
三項条件演算子を使った式
三項演算子には3つのオペランドがあります。第1オペランドは論理式です。その評価結果が TRUE であれば第2オペランドの式が評価され、そうでなければ第3オペランドの式が評価されます。
例
<?php $marks=60; $result= $marks<50 ? "fail" : "pass"; echo $result; ?>
出力結果
このコードを実行すると、次の結果が表示されます。
pass
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