PHPのエラーの種類とは?Errorクラスの階層構造とプロパティ・メソッドを徹底解説
はじめに
PHPにおける内部的なエラーは、すべてErrorクラスを継承するクラスとして表現されています。ErrorクラスはThrowableインターフェースを実装しており、例外処理と共通の仕組みで扱うことができます。
この記事では、PHPのErrorクラスが持つプロパティやメソッドの一覧、そして各エラークラスの継承階層についてわかりやすく解説します。
Errorクラスの主なプロパティ
- message − エラーの内容を示すメッセージ
- code − エラーを識別するためのコード
- file − エラーが発生したファイル名
- line − エラーが発生した行番号
Errorクラスの主なメソッド
- __construct() − エラーオブジェクトを生成するコンストラクタ
- getMessage() − エラーメッセージを取得する
- getPrevious() − 直前にスローされたThrowableオブジェクトを返す
- getCode() − エラーコードを取得する
- getFile() − エラーが発生したファイル名を取得する
- getLine() − エラーが発生した行番号を取得する
- getTrace() − スタックトレースを配列形式で取得する
- getTraceAsString() − スタックトレースを文字列形式で取得する
- __toString() − エラーの文字列表現を返す
- __clone() − エラーオブジェクトのクローンを作成する
PHPのエラークラスの階層構造
PHPのエラークラスは以下のような継承関係を持っています。すべてのエラーは最上位のErrorクラスから派生しています。
- Error
- ArithmeticError − 数値計算中に発生するエラー
- DivisionByZeroError − ゼロによる除算が行われた際に発生
- AssertionError − assert()によるアサーションが失敗した際に発生
- CompileError − スクリプトのコンパイル時に発生するエラー
- ParseError − 構文解析(パース)に失敗した際に発生
- TypeError − 関数の引数や戻り値の型が一致しない場合に発生
- ArgumentCountError − 渡された引数の数が不正な場合に発生
- ArithmeticError − 数値計算中に発生するエラー
まとめ
PHP7以降、致命的なエラーの多くは例外と同様にThrowableインターフェースを実装するErrorクラスとして扱えるようになりました。これにより、try-catchブロックを使って従来は捕捉できなかった致命的エラーも適切に処理できるようになっています。各エラークラスの階層を理解しておくことで、よりきめ細かいエラーハンドリングが可能になります。
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