PHPのimagefilltoborder()関数で特定の色に塗りつぶす方法(GDライブラリ)
imagefilltoborder()関数とは
imagefilltoborder()は、PHPに組み込まれているGDライブラリの関数の一つで、指定した境界色を基準に、特定の色で領域を塗りつぶす「フラッドフィル(境界塗りつぶし)」処理を行います。塗りつぶしの開始点は(x, y)座標で指定し、画像の左上は(0, 0)となります。開始点から境界色に到達するまでの領域が、指定した色で一気に塗りつぶされます。
構文
bool imagefilltoborder(resource $image, int $x, int $y, int $border, int $color)
パラメータ
imagefilltoborder()は、$image、$x、$y、$border、$colorの5つのパラメータを受け取ります。
$image − 処理対象の画像リソース。
$x − 塗りつぶし開始点のx座標。
$y − 塗りつぶし開始点のy座標。
$border − 境界線の色。
$color − 塗りつぶしに使用する色。
戻り値
成功した場合はTrue、失敗した場合はFalseを返します。
例1:GIF画像を塗りつぶす
<?php
// ローカルドライブのフォルダからGIF画像を読み込む
$img = imagecreatefromgif('C:\xampp\htdocs\Images\img39.gif');
// 画像に使用する色を作成する
$borderColor = imagecolorallocate($img, 0, 200, 0);
$fillColor = imagecolorallocate($img, 122, 122, 122);
// 境界まで塗りつぶす
imagefilltoborder($img, 0, 0, $borderColor, $fillColor);
// 出力画像を表示する
header('Content-type: image/gif');
imagepng($img);
?>
出力結果
PHPでimagefilltoborder()関数を使用する前のGIF画像:

PHPでimagefilltoborder()関数を使用した後のGIF画像:

例2:楕円形を色で塗りつぶす
<?php
// 画像を作成し、背景をグレーに設定
$img = imagecreatetruecolor(700, 500);
imagefilledrectangle($img, 0, 0, 500, 500, imagecolorallocate($img, 122, 122, 122));
// 黒い境界線を持つ楕円を描画
imageellipse($img, 300, 300, 300, 300, imagecolorallocate($img, 0, 0, 0));
// 境界色と塗りつぶし色を設定
$border = imagecolorallocate($img, 0, 0, 0);
$fill = imagecolorallocate($img, 0, 0, 255);
// 選択領域を塗りつぶす
imagefilltoborder($img, 300, 300, $border, $fill);
// 出力画像を表示し、メモリを解放
header('Content-type: image/gif');
imagepng($img);
imagedestroy($img);
?>
出力結果

このように、imagefilltoborder()関数を使えば、既存の画像の一部を塗りつぶすだけでなく、imageellipse()などで描画した図形の内部を簡単に着色することもできます。境界色と塗りつぶし色を組み合わせることで、柔軟な画像編集が可能になります。
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