LinuxのGCCコンパイラに「graphics.h」C/C++ライブラリを追加する方法
このチュートリアルでは、Linux環境のGCCコンパイラに「graphics.h」C/C++ライブラリを追加する方法を解説します。「graphics.h」はかつての教育用C言語環境で広く使われてきたグラフィックス描画用のヘッダファイルですが、LinuxのGCCには標準で含まれていません。これを使用するには、libgraphパッケージをコンパイルしてインストールする必要があります。
1. 必要なパッケージのインストール
まず、ビルドツール一式のbuild-essentialと、libgraphが依存する外部ライブラリをインストールします。ターミナルを開いて、以下のコマンドを順に実行してください。
>>sudo apt-get install build-essential >>sudo apt-get install libsdl-image1.2 libsdl-image1.2-dev guile-2.0 guile-2.0-dev libsdl1.2debian libart-2.0-dev libaudiofile-dev libesd0-dev libdirectfb-dev libdirectfb-extra libfreetype6-dev libxext-dev x11proto-xext-dev libfreetype6 libaa1 libaa1-dev libslang2-dev libasound2 libasound2-dev
2. インストールとパスの設定
入手したlibgraphのソースアーカイブを展開したら、そのディレクトリ内でビルドとインストールを行います。さらに、インストールされたライブラリファイルを/usr/lib配下にもコピーすることで、コンパイラが確実にライブラリを参照できるようになります。
>>sudo make install >>sudo cp /usr/local/lib/libgraph.* /usr/lib
3. 動作確認用のサンプルコード
以下は、「graphics.h」を読み込んで円を描画するシンプルなCプログラムの例です。
#include<stdio.h>
#include<stdlib.h>
#include<graphics.h>
int main(){
int gd = DETECT, gm;
initgraph(&gd, &gm, NULL);
circle(40, 40, 30);
delay(40000);
closegraph();
return 0;
}
コンパイルと実行方法
ソースコードをコンパイルする際は、libgraphをリンクするために「-lgraph」オプションを必ず指定してください。
gcc sample.c -o sample -lgraph ./sample
実行結果
プログラムを実行するとグラフィックスウィンドウが開き、座標(40, 40)を中心とする半径30の円が描画されます。一定時間経過後にウィンドウが閉じて、プログラムが終了します。

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