C言語で構造体全体を引数として関数に渡す方法をわかりやすく解説
C言語では、構造体全体をそのまま関数の引数として渡すことができます。この方法のポイントは以下の2点です。
関数を呼び出す際に、構造体変数の名前を引数として指定します。
関数側(関数ヘッダー)では、同じ構造体型の別の変数として受け取ります。
この方法のデメリット
構造体を引数として渡すと、値渡し(Pass by Value)となるため、関数内で構造体全体のコピーが新たに作成されます。その結果、特に大きな構造体を扱う場合にはメモリを無駄に消費し、処理速度にも影響を与える可能性があります。大きな構造体を扱う場合は、ポインタを使って渡す方法が一般的に推奨されます。
サンプルプログラム
次のプログラムは、構造体全体を関数の引数として渡す例を示しています。ユーザーから2つの整数を入力してもらい、その合計を関数内で計算して表示します。
#include<stdio.h>
//構造体の宣言//
struct add{
int var1;
int var2;
}a;
//関数の宣言と定義//
void show(struct add a){
//合計を格納する変数の宣言//
int sum;
//加算処理//
sum=a.var1+a.var2;
//結果の出力//
printf("Added value is %d",sum);
}
void main(){
//構造体の宣言//
struct add a;
//ユーザー入力の読み込み//
printf("Enter variable 1 = ");
scanf("%d",&a.var1);
printf("Enter variable 2 = ");
scanf("%d",&a.var2);
//関数の呼び出し//
show(a);
}
実行結果
Enter variable 1 = 30 Enter variable 2 = 40 Added value is 70
解説
このプログラムでは、main関数内でshow(a)と記述することで、構造体変数aの値がそのまま関数showに渡されます。関数show側では、同じstruct add型の仮引数aが新しく生成され、呼び出し元のデータのコピーが格納されます。そのため、関数内でメンバの値を変更しても、呼び出し元の構造体には影響しません。
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