C#のインターフェースでメンバー関数(メソッド)を宣言する方法
C#のインターフェースでメンバー関数を宣言する方法
C#では、インターフェースにメンバー関数(メソッド)を宣言することで、実装クラスが満たすべき「契約」を定義できます。インターフェースのメンバー関数は、戻り値の型・名前・パラメータといったシグネチャだけを持ち、処理本体(実装)は含みません。実際の処理は、そのインターフェースを実装するクラス側で記述します。
基本的な宣言の構文
インターフェース内でメンバー関数を宣言するには、戻り値の型とメソッド名、必要なパラメータを記述し、セミコロン(;)で終わらせます。アクセス修飾子(public など)を付ける必要はありません。インターフェースのメンバーはすべて暗黙的に public となるためです。
public interface InterfaceName {
// インターフェースメンバー
void InterfaceMemberOne();
double InterfaceMemberTwo();
void InterfaceMemberThree();
}上記の例では、次の3つのメンバー関数を宣言しています。
InterfaceMemberOne()… 戻り値なし(void)InterfaceMemberTwo()… double 型の値を返すInterfaceMemberThree()… 戻り値なし(void)
クラスでのインターフェース実装
宣言したインターフェースを実装するには、クラス名の後にコロン(:)を付けてインターフェース名を指定します。そして、インターフェースで宣言されたすべてのメンバー関数を、public としてオーバーライドする形で実装しなければなりません。
public class ClassName : InterfaceName {
public void InterfaceMemberOne() {
// 実際の処理をここに記述
}
}動作する完全なサンプルコード
以下は、図形の面積を扱うインターフェース IShape を宣言し、それを Circle クラスで実装した完全な例です。
using System;
public interface IShape {
double GetArea(); // 面積を返す
void DisplayInfo(); // 情報を表示する
}
public class Circle : IShape {
private double radius;
public Circle(double r) {
radius = r;
}
public double GetArea() {
return Math.PI * radius * radius;
}
public void DisplayInfo() {
Console.WriteLine("円の面積: " + GetArea());
}
}
class Program {
static void Main() {
IShape shape = new Circle(5.0);
shape.DisplayInfo(); // 出力: 円の面積: 78.53981633974483
}
}
押さえておきたいポイント
- インターフェースのメンバー関数には実装本体を書かず、必ずセミコロンで終えます。
- アクセス修飾子は省略でき、すべてのメンバーは暗黙的に public になります。
- インターフェースを実装するクラスは、宣言された全メンバーを実装する義務があります。
- C# 8.0 以降では「デフォルトインターフェース実装」により、インターフェース側に既定の処理を書くことも可能です。
このように、C#のインターフェースを使えば、複数のクラスに共通の操作を強制できるため、柔軟で保守性の高い設計が実現できます。
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