C#でファイルを圧縮・解凍する方法(GZipStreamクラスの使い方)
C#では、System.IO.Compression 名前空間を利用することで、ファイルの圧縮(ZIP化)と解凍を簡単に実装できます。本記事では、GZipStreamクラスを使った基本的な圧縮・解凍の方法を、サンプルコードとともにわかりやすく解説します。
なお、GZipStreamを使用する場合は、プロジェクトに using System.IO.Compression; を追加してください。.NET Framework 4.5以降では、アセンブリ「System.IO.Compression」への参照も必要です。
ファイルの圧縮(ZIP化)
ファイルを圧縮するには、GZipStreamクラスをFileStreamクラスと組み合わせて使用します。指定する主なパラメータは以下の2つです。
- 圧縮対象となる元ファイル
- 出力先の圧縮ファイル(zipファイル)の名前
ここでは、変数 outputFile が出力ファイルに相当し、圧縮対象のファイルはFileStream経由で読み込まれます。
圧縮のコード例
using(var compress = new GZipStream(outputFile, CompressionMode.Compress, false)) {
byte[] b = new byte[inFile.Length];
int read = inFile.Read(b, 0, b.Length);
while (read > 0) {
compress.Write(b, 0, read);
read = inFile.Read(b, 0, b.Length);
}
}このコードでは、バッファ配列に少しずつデータを読み込みながら、GZipStreamへ書き込むことで圧縮を行っています。CompressionMode.Compress を指定することで、圧縮モードでの動作になります。
ファイルの解凍
圧縮されたファイルを解凍する場合も、同じGZipStreamクラスを使用します。このとき指定するパラメータは以下の通りです。
- ソースファイル(圧縮済みファイル)
- 出力先ファイルの名前
まず、ソースとなるzipファイルからGZipStreamを開きます。
using (var zip = new GZipStream(inStream, CompressionMode.Decompress, true))
解凍処理では、ループを使ってストリーム内にデータが存在する限り読み込みを続けます。読み取ったデータを出力ストリームへ書き込んでいくことで、解凍後のファイルが生成されます。
解凍のコード例
using(var zip = new GZipStream(inputStream, CompressionMode.Decompress, true)) {
byte[] b = new byte[inputStream.Length];
while (true) {
int count = zip.Read(b, 0, b.Length);
if (count != 0)
outputStream.Write(b, 0, count);
if (count != b.Length)
break;
}
}CompressionMode.Decompress を指定することで解凍モードになり、Readメソッドで展開されたデータを順次取得できます。読み込んだバイト数が0になった時点でループを抜けることで、効率的に処理を終了できます。
まとめ
C#におけるファイルの圧縮・解凍は、GZipStreamクラスとFileStreamクラスを組み合わせるだけで実現できます。圧縮時は CompressionMode.Compress、解凍時は CompressionMode.Decompress を指定する点だけ覚えておけば、どちらもほぼ同じコード構造で実装可能です。ログファイルやバックアップデータのサイズ削減など、さまざまな場面で活用してみてください。
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