C#のDecimal.Truncate()メソッドとは?小数点以下を切り捨てる使い方を解説
Decimal.Truncate()メソッドとは
C#のDecimal.Truncate()メソッドは、指定されたDecimal値から整数部分だけを取り出して返す静的メソッドです。小数点以下のすべての桁は破棄されるため、四捨五入などの丸め処理ではなく、単純に小数部分を切り捨てたい場合に便利です。
構文
Decimal.Truncate()メソッドの構文は次のとおりです。
public static decimal Truncate (decimal val);
引数valには、切り捨ての対象となるdecimal型の数値を指定します。なお、戻り値もdecimal型である点に注意してください。
使用例1
それでは、Decimal.Truncate()メソッドを使用した具体的なサンプルコードを見ていきましょう。
using System;
public class Demo {
public static void Main(){
Decimal val = 6576.876m;
Console.WriteLine("Decimal value = "+val);
ulong res = Decimal.ToUInt64(val);
Console.WriteLine("64-bit unsigned integer = "+res);
Decimal val2 = Decimal.Truncate(val);
Console.WriteLine("Integral digits of the decimal = "+val2);
}
}上記のコードでは、まずdecimal型の変数valに「6576.876」を代入しています。その後、Decimal.ToUInt64()メソッドで64ビット符号なし整数への変換結果を表示し、さらにDecimal.Truncate()メソッドを使って整数部分のみを取得してコンソールに出力しています。
実行結果
このプログラムを実行すると、次のような出力が得られます。
Decimal value = 6576.876 64-bit unsigned integer = 6576 Integral digits of the decimal = 6576
使用例2
続いて、別の数値を使った例も確認してみましょう。
using System;
public class Demo {
public static void Main(){
Decimal val = 28676.935m;
Console.WriteLine("Decimal value = "+val);
Decimal val2 = Decimal.Truncate(val);
Console.WriteLine("Integral digits of the decimal = "+val2);
}
}実行結果
このプログラムを実行すると、次のような出力が得られます。
Decimal value = 28676.935 Integral digits of the decimal = 28676
補足:Floor()メソッドとの違い
Decimal.Truncate()と似た動作をするメソッドにDecimal.Floor()があります。両者の違いは負の数の扱い方です。
- Truncate():ゼロの方向へ切り捨てる(例:-6576.876 → -6576)
- Floor():負の無限大の方向へ切り捨てる(例:-6576.876 → -6577)
正の数に対してはどちらのメソッドも同じ結果になりますが、負の数を扱う可能性がある場合は、意図した挙動になるよう注意が必要です。
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