C#のDecimal.ToInt64()メソッドの使い方:Decimal値を64ビット符号付き整数へ変換する方法
C#のDecimal.ToInt64()メソッドは、指定されたDecimal型(10進数)の値を、等価な64ビット符号付き整数(long型)へ変換するための静的メソッドです。小数点以下はゼロ方向へ切り捨てられ、変換後の値がlong型の範囲(-9,223,372,036,854,775,808 ~ 9,223,372,036,854,775,807)を超える場合はOverflowExceptionがスローされる点に注意してください。
構文
Decimal.ToInt64()メソッドの構文は以下のとおりです。
public static long ToInt64 (decimal val);
パラメータ「val」には、変換対象となるdecimal型の数値を指定します。戻り値は、変換後の64ビット符号付き整数(long型)です。
使用例1
まず、負の値を含むDecimal値を変換する例を見てみましょう。
using System;
public class Demo {
public static void Main(){
Decimal val1 = -567.7989m;
Decimal val2 = 456.000m;
Console.WriteLine("Decimal 1 = "+val1);
Console.WriteLine("Decimal 2 = "+val2);
long res1 = Decimal.ToInt64(val1);
long res2 = Decimal.ToInt64(val2);
Console.WriteLine("value1 を64ビット符号付き整数に変換 = "+res1);
Console.WriteLine("value2 を64ビット符号付き整数に変換 = "+res2);
}
}出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
Decimal 1 = -567.7989 Decimal 2 = 456.000 value1 を64ビット符号付き整数に変換 = -567 value2 を64ビット符号付き整数に変換 = 456
使用例2
続いて、別の例を見てみましょう。小数点以下がどのように処理されるかを確認できます。
using System;
public class Demo {
public static void Main(){
Decimal val1 = 1.00m;
Decimal val2 = 34.678m;
Console.WriteLine("Decimal 1 = "+val1);
Console.WriteLine("Decimal 2 = "+val2);
long res1 = Decimal.ToInt64(val1);
long res2 = Decimal.ToInt64(val2);
Console.WriteLine("value1 を64ビット符号付き整数に変換 = "+res1);
Console.WriteLine("value2 を64ビット符号付き整数に変換 = "+res2);
}
}出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
Decimal 1 = 1.00 Decimal 2 = 34.678 value1 を64ビット符号付き整数に変換 = 1 value2 を64ビット符号付き整数に変換 = 34
ポイントまとめ
Decimal.ToInt64()メソッドでは、小数点以下は四捨五入ではなくゼロ方向への切り捨てが行われます。たとえば「-567.7989」は「-567」に、「34.678」は「34」になります。また、Convert.ToInt64()メソッドは丸め処理(最近接偶数への丸め)を行う場合があるため、単純に切り捨てたい場合はDecimal.ToInt64()を使うのが適しています。
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