C#のDecimal.ToString()メソッドの使い方を解説
C#におけるDecimal.ToString()メソッドは、Decimal型インスタンスが保持する数値を、それに相当する文字列形式へ変換するために使用されます。金額計算などでdecimal型を扱う際、画面表示やログ出力のために文字列へ変換したいケースは非常に多く、その際に活躍する基本的なメソッドです。
構文
Decimal.ToString()メソッドの構文は以下のとおりです。
public override string ToString();
このメソッドは引数を受け取らず、現在のインスタンスの数値を表す文字列(string型)を返します。Objectクラスで定義されているToString()メソッドをオーバーライドしたものです。
使用例1:小数を含むdecimal値の変換
まず、小数点以下の値を持つdecimal型の数値を文字列に変換する例を見てみましょう。
using System;
public class Demo{
public static void Main(){
decimal d = 3444.787m;
string str = d.ToString();
Console.WriteLine("String = " + str);
}
}
出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
String = 3444.787
このように、decimalリテラルの末尾に付ける「m」サフィックスで定義された値が、そのまま文字列として出力されていることがわかります。
使用例2:整数値の変換
続いて、整数値を持つdecimal型の変換例です。
using System;
public class Demo{
public static void Main(){
decimal d = 100;
string str = d.ToString();
Console.WriteLine("String = " + str);
}
}
出力結果
String = 100
ポイントまとめ
- Decimal.ToString()は引数なしで呼び出すことができ、現在のカルチャ(CultureInfo)の規則に従った文字列を返します。
- 書式を指定したい場合は、ToString(string format)やToString(string format, IFormatProvider)などのオーバーロードを使用します。たとえば通貨表示には「d.ToString("C")」のように指定できます。
- 戻り値はstring型なので、Console.WriteLineでの表示や、他の文字列との連結にそのまま利用できます。
decimal型は金融計算など精度が求められる場面でよく使われるため、ToString()メソッドによる文字列変換は実務でも頻繁に登場します。基本の使い方を押さえておきましょう。
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