C#で現在のType内にネストされた型を取得する方法
C#では、Type.GetNestedTypes()メソッドを使うことで、指定した型の中にネスト(入れ子)されているすべての型を簡単に取得できます。この記事では、基本的な使い方から、BindingFlagsを指定した応用例まで、実際のコードと出力結果をもとにわかりやすく解説します。
GetNestedTypes()メソッドとは
GetNestedTypes()は、System名前空間のTypeクラスが提供するメソッドです。呼び出し元の型の中で宣言されているネストされた型(入れ子になったクラスや構造体など)をType配列として返します。リフレクションを使って動的に型情報を調べたい場合に非常に便利です。
例1:基本的な使い方
まずは、引数なしでGetNestedTypes()を呼び出し、ネストされた型をすべて取得する基本例を見てみましょう。
using System;
public class Demo {
public static void Main() {
Type type1 = typeof(Subject);
try {
Type[] type2 = type1.GetNestedTypes();
Console.WriteLine("Nested Types...");
for (int i = 0; i < type2.Length; i++)
Console.WriteLine("{0} ", type2[i]);
}
catch (ArgumentNullException e) {
Console.Write("{0}", e.GetType(), e.Message);
}
}
}
public class Subject {
public class BasicSubject {
//
}
public class AdvSubject {
//
}
}出力結果
このプログラムを実行すると、以下のようにSubjectクラス内に宣言されたネスト型が出力されます。
Nested Types... Subject+BasicSubject Subject+AdvSubject
出力には「親クラス名+ネスト型名」という形式で表示される点に注目してください。「+」記号は、その型が別の型の中に入れ子になっていることを示しています。
例2:BindingFlagsを指定して取得する
次に、BindingFlags.Publicを引数として渡す例を紹介します。これにより、検索対象をパブリックなネスト型に限定することができます。
using System;
using System.Reflection;
public class Demo {
public static void Main() {
Type type1 = typeof(Subject);
try {
Type[] type2 = type1.GetNestedTypes(BindingFlags.Public);
Console.WriteLine("Nested Types...");
for (int i = 0; i < type2.Length; i++)
Console.WriteLine("{0} ", type2[i]);
}
catch (ArgumentNullException e) {
Console.Write("{0}", e.GetType(), e.Message);
}
}
}
public class Subject {
public class BasicSubject {
//
}
public class AdvSubject {
//
}
}出力結果
Nested Types... Subject+BasicSubject Subject+AdvSubject
この例では、BasicSubjectとAdvSubjectがどちらもパブリッククラスとして宣言されているため、両方が取得されています。非公開(private)のネスト型だけを取得したい場合は、BindingFlags.NonPublicを指定します。
まとめ
GetNestedTypes()を使うと、現在のType内にネストされた型をType配列として取得できる。- 引数なしで呼び出せばパブリックなネスト型のみ、
BindingFlagsを指定すれば可視性に応じた柔軟な検索が可能。 - ネスト型は「親型名+子型名」の形式で表現される。
リフレクションを活用した動的な型操作を行う際に、ぜひ活用してみてください。
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