C#でStringCollectionへの同期アクセスを取得する方法
C#のStringCollectionクラスは、System.Collections.Specialized名前空間に属する文字列専用のコレクションです。マルチスレッド環境下でコレクションに安全にアクセスするには、SyncRootプロパティとlockステートメントを組み合わせて、同期(排他制御)されたアクセスを行います。
ここでは、StringCollectionへの同期アクセスを取得する具体的なコード例を2つ紹介します。
例1:SyncRootプロパティを使った同期アクセス
using System;
using System.Collections.Specialized;
public class Demo {
public static void Main() {
StringCollection stringCol = new StringCollection();
String[] arr = new String[] { "100", "200", "300", "400", "500" };
Console.WriteLine("Array elements...");
foreach (string res in arr) {
Console.WriteLine(res);
}
stringCol.AddRange(arr);
Console.WriteLine("Total number of elements = " + stringCol.Count);
stringCol.RemoveAt(3);
Console.WriteLine("Total number of elements now = " + stringCol.Count);
Console.WriteLine("Synchronize access...");
lock(stringCol.SyncRoot) {
foreach(object ob in stringCol) {
Console.WriteLine(ob);
}
}
}
}出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
Array elements... 100 200 300 400 500 Total number of elements = 5 Total number of elements now = 4 Synchronize access... 100 200 300 500
コードの解説
この例では、まず配列の全要素をAddRangeメソッドでStringCollectionに一括追加しています。次に、RemoveAt(3)によってインデックス3の要素「400」を削除し、要素数が5から4に変化したことを確認できます。
その後、lockステートメント内でstringCol.SyncRootをロックすることにより、他のスレッドから同時にアクセスされることなく、コレクションの内容を安全に列挙(foreach処理)できるようになります。
例2:文字列を個別に追加して同期アクセスする
続いて、Addメソッドで文字列を1件ずつ追加した場合の例を見てみましょう。
using System;
using System.Collections.Specialized;
public class Demo {
public static void Main() {
StringCollection strCol = new StringCollection();
strCol.Add("Katie");
strCol.Add("Philips");
strCol.Add("Jacob");
strCol.Add("Carl");
strCol.Add("Gary");
Console.WriteLine("Synchronize access...");
lock(strCol.SyncRoot) {
foreach(object ob in strCol) {
Console.WriteLine(ob);
}
}
}
}出力結果
上記のコードを実行すると、次のような出力が得られます。
Synchronize access... Katie Philips Jacob Carl Gary
ポイントまとめ
- SyncRootプロパティ: コレクションへの同期アクセスに使用できるオブジェクトを返します。
- lockステートメント: SyncRootをロックすることで、複数スレッドからの同時アクセスによる競合を防ぎます。
- 列挙時の注意点: foreachによる列挙中にコレクションが変更されると例外が発生するため、読み取り処理も必ずロック内で行うことが推奨されます。
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