C# 8.0の非同期ストリーム(Async Streams)とは?基本と使い方を解説
C# 8.0で導入された「非同期ストリーム(Async Streams)」は、ストリーミング形式のデータソースをモデル化するための機能です。データストリームでは、要素の取得や生成が非同期に行われるケースが多くあります。
従来のC#では、yield returnを使用する反復子メソッドにasync修飾子を付けることはできませんでした。しかし、C# 8.0以降では、async修飾子を付けたメソッド内でもyield returnを使って要素を順次返せるようになりました。
そして、生成した非同期ストリームを消費する側では、await foreachループを使用します。
たとえば、以下のような従来のコードは…
static IEnumerable<string> Message(){ yield return "Hello!"; yield return "Hello!";}IAsyncEnumerable<T>インターフェースを利用することで、次のように書き換えられます。
static async IAsyncEnumerable<string> MessageAsync(){ await Task.Delay(2000); yield return "Hello!"; await Task.Delay(2000); yield return "Hello!";}サンプルコード
class Program{ public static async Task Main(){ await foreach (var item in MessageAsync()){ System.Console.WriteLine(item); } Console.ReadLine(); } static async IAsyncEnumerable<string> MessageAsync(){ await Task.Delay(2000); yield return "Hello!"; await Task.Delay(2000); yield return "Hello!"; }}実行結果
Hello!
Hello!
このように非同期ストリームを活用すれば、各要素が利用可能になったタイミングで順次処理を行えるため、スレッドをブロックすることなく効率的な非同期処理を実現できます。ネットワーク通信やファイル読み込みなど、I/O待ちが発生しやすい処理や、リアルタイム性が求められるデータ処理において特に有効な機能です。
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