C#のWebClientを使って特定のURLにデータをPOSTする方法を解説
WebClientとは
C#ではWebClientクラスを使用することで、Web APIとの間でデータの取得(GET)や送信(POST)を簡単に行うことができます。WebClientは、サーバーとの間でデータを送受信するための共通メソッドを提供しており、Web APIを利用する際に非常に手軽なクラスです。
なお、最近の開発ではWebClientの代わりにHttpClientを使用することも推奨されていますが、本記事ではWebClientによるPOST処理の基本を解説します。
WebClientクラスは内部的にWebRequestクラスを利用してリソースへアクセスします。また、WebRequest.RegisterPrefixメソッドで登録された任意のWebRequest派生クラスを使ってデータにアクセスすることも可能です。
名前空間:System.Net
アセンブリ:System.Net.WebClient.dll
UploadStringメソッドによるデータ送信
WebClientでデータをPOSTするには、UploadStringメソッドを使用します。このメソッドは、指定したリソースに対して文字列データを送信し、サーバーからのレスポンスを文字列として返します。
以下の例では、JSON形式のユーザーデータを「jsonplaceholder.typicode.com」の /posts エンドポイントにPOSTしています。
サンプルコード
class Program{
public static void Main(){
User user = new User();
try{
using (WebClient webClient = new WebClient()){
webClient.BaseAddress = "https://jsonplaceholder.typicode.com";
var url = "/posts";
webClient.Headers.Add("user-agent", "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.2; .NET CLR 1.0.3705;)");
webClient.Headers[HttpRequestHeader.ContentType] ="application/json";
string data = JsonConvert.SerializeObject(user);
var response = webClient.UploadString(url, data);
var result = JsonConvert.DeserializeObject<object>(response);
System.Console.WriteLine(result);
}
}
catch (Exception ex){
throw ex;
}
}
}
class User{
public int id { get; set; } = 1;
public string title { get; set; } = "First Data";
public string body { get; set; } = "First Body";
public int userId { get; set; } = 222;
}コードのポイント
- BaseAddress:APIのベースURLを設定し、相対パスでエンドポイントを指定できるようにします。
- Headers:User-AgentとContentType(application/json)を設定し、JSONデータを送信できるようにします。
- JsonConvert.SerializeObject:UserオブジェクトをJSON文字列にシリアライズしてから送信します。
実行結果
上記のコードを実行すると、サーバーから以下のようなJSONレスポンスが返されます。新しく作成されたリソースのID(101)が割り当てられていることがわかります。
{
"id": 101,
"title": "First Data",
"body": "First Body",
"userId": 222
}まとめ
WebClientのUploadStringメソッドを使えば、少ないコード量で特定のURLへデータをPOSTできます。ヘッダーの設定とJSONのシリアライズ・デシリアライズを組み合わせることで、Web APIとの連携を簡単に実装できます。より高度な制御が必要な場合は、HttpClientの利用も検討してみてください。
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