HTML DOMのstyle.directionプロパティとは?テキスト方向の指定方法を解説
HTML DOMのstyle.directionプロパティは、要素内のテキストの流れる方向(文字方向)を取得・設定するために使用されるプロパティです。デフォルト値は「ltr」となっています。
この記事では、directionプロパティの基本的な使い方から、設定できる値、実際に動作するコード例までをわかりやすく解説します。
directionプロパティの構文
directionプロパティをJavaScriptで設定する場合、以下のような構文を使用します。
object.style.direction = "ltr|rtl|initial|inherit";
設定できる値の一覧
directionプロパティには、以下の4つの値を指定できます。
| 値 | 説明 |
|---|---|
| ltr | デフォルト値。テキストは左から右へ流れます(left to right)。 |
| rtl | テキストは右から左へ流れます(right to left)。アラビア語やヘブライ語などの言語で使用されます。 |
| initial | このプロパティを初期値(デフォルト値)に戻します。 |
| inherit | 親要素のプロパティ値を継承します。 |
directionプロパティの使用例
ここでは、ボタンをクリックするとspan要素内のテキストの方向が「左から右」から「右から左」に切り替わるサンプルを紹介します。
サンプルコード
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
div,span {
margin: 3px;
padding: 4px;
}
div{
height: 50px;
width: 540px;
border: 2px solid black;
}
span {
float: left;
width: 500px;
height:40px;
background-color: lightblue;
}
</style>
<script>
function changeDir(){
document.getElementById("DIV1").style.direction="rtl";
document.getElementById("Sample").innerHTML="上記のテキストの方向は現在、右から左になっています";
}
</script>
</head>
<body>
<div id="DIV1">
<span>これはSPAN要素内のテキストです。</span>
</div>
<p>下のボタンをクリックすると、span要素内のテキストの方向が変更されます</p>
<button onclick="changeDir()">テキストの方向を変更</button>
<p id="Sample"></p>
</body>
</html>実行結果
ページを表示した直後は、テキストが通常通り左から右へ表示されます。

「テキストの方向を変更」ボタンをクリックすると、以下のようにテキストが右から左へ流れるように変化します。

まとめ
HTML DOMのstyle.directionプロパティを使うことで、JavaScriptから動的にテキストの表示方向を制御できます。日本語や英語などは標準の「ltr」で問題ありませんが、多言語対応サイトでは「rtl」への切り替えが必要になるケースがあります。ぜひ実際のコードで挙動を確認してみてください。
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