HTML DOMのcookieプロパティとは?Cookieの作成・読み取り・削除方法を解説
HTML DOM cookieプロパティとは
HTML DOMのcookieプロパティは、Cookieの作成・読み取り・削除を行うために使用されます。Cookieは、Webサイトがユーザー固有の情報を記録・追跡するために活用される仕組みです。
このプロパティの戻り値は文字列型で、すべてのCookieがセミコロン(;)区切りのリストとして返されます。個々のCookieは「key=value」という形式のペアで構成されています。なお、Cookieはブラウザを閉じるとすぐに削除されますが、有効期限を指定すれば一定期間保持することも可能です。
構文
cookieプロパティを設定する場合の構文は以下のとおりです。
document.cookie = newCookie;
ここでnewCookieは文字列型であり、セミコロン区切りの名前と値のペアのリストです。newCookieには、以下のオプション値を指定できます。
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
| expires=date | Cookieの有効期限をGMT形式の日付で指定します。デフォルトでは、ブラウザを閉じると同時にCookieは削除されます。 |
| path=path | Cookieを保存するコンピュータ上のディレクトリパスを指定します。絶対パスのみ使用できます。 |
| domain=domainname | Webサイトのドメインを指定します。省略した場合は、現在のドキュメントのドメインが使用されます。 |
| Secure | Cookieをサーバーへ送信する際に、HTTPSプロトコルを使用するようブラウザに指示します。 |
サンプルコード
以下は、HTML DOMのcookieプロパティを使用した例です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
<h1>javascript COOKIE example</h1>
<p>Click the below button to create a cookie</p>
<button type="button" onclick="cookieCreate()">CREATE</button>
<p id="Sample"></p>
<script>
function cookieCreate(){
var x=document.cookie;
x="username=Matt;class=prior;location=USA;expires=Wed, 10 July 2019 12:00:00 UTC";
document.getElementById("Sample").innerHTML="The cookie values are : "+x;
}
</script>
</body>
</html>
実行結果
このコードを実行すると、次のような画面が表示されます。

「CREATE」ボタンをクリックすると −

コードの解説
上記の例では、まずユーザーがクリックすると関数cookieCreate()を実行する「CREATE」ボタンを作成しています。
<button type="button" onclick="cookieCreate()">CREATE</button>
cookieCreate()関数は、documentオブジェクトのcookieプロパティを使ってCookieを作成します。セミコロン区切りで複数のキーと値のペアを設定し、さらにexpiresで有効期限を指定しています。作成されたCookieは、innerHTMLプロパティを通じて、id「Sample」の段落内に表示されます。
function cookieCreate(){
var x=document.cookie;
x="username=Matt;class=prior;location=USA;expires=Wed, 10 July 2019 12:00:00 UTC";
document.getElementById("Sample").innerHTML="The cookie values are : "+x;
}
補足:Cookie操作の注意点
document.cookieは単一のCookieだけでなく、ページに関連付けられたすべてのCookieを読み書きする点に注意してください。また、近年のモダンなWeb開発では、より安全で直感的なAPIとしてlocalStorageやsessionStorage、あるいはjs-cookieのようなライブラリが採用されることも増えています。保存したいデータの性質や有効期限に応じて、適切な手段を選択することが重要です。
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