HTML DOM Input Time の min プロパティとは?取得・設定方法をわかりやすく解説
HTML DOM の Input Time min プロパティは、<input type="time"> 要素に設定された min 属性(入力可能な最小時刻)を取得、または設定するためのプロパティです。この属性を利用することで、ユーザーが選択できる時刻の下限を制限できます。
構文
min プロパティの基本的な構文は以下のとおりです。
値を取得する場合
inputTimeObject.min
戻り値として、min 属性に設定された文字列が返されます。
値を設定する場合
inputTimeObject.min = "hh:mm:ss.ms"
指定できる文字列値の形式
設定する時刻は 「hh:mm:ss.ms」 の形式で指定します。各項目の意味は次のとおりです。
| 値 | 詳細 |
|---|---|
| hh | 時を表します(例:18) |
| mm | 分を表します(例:59) |
| ss | 秒を表します(例:00) |
| ms | ミリ秒を表します(例:700) |
なお、秒やミリ秒は必要に応じて省略することも可能です(例:「01:30」など)。
サンプルコード
ここでは、試験会場の退室可能時刻をチェックする例を使って、Input Time min プロパティの動作を確認してみましょう。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>Input Time min</title>
<style>
form {
width:70%;
margin: 0 auto;
text-align: center;
}
* {
padding: 2px;
margin:5px;
}
input[type="button"] {
border-radius: 10px;
}
</style>
</head>
<body>
<form>
<fieldset>
<legend>Time-min</legend>
<label for="TimeSelect">経過時間:
<input type="time" id="TimeSelect" value="00:00:00" min="01:30:00">
</label>
<input type="button" onclick="getElapsedTime()" value="確認">
<div id="divDisplay"></div>
</fieldset>
</form>
<script>
var divDisplay = document.getElementById("divDisplay");
var inputTime = document.getElementById("TimeSelect");
divDisplay.textContent = '最低待機時間:' + inputTime.min;
function getElapsedTime() {
if(inputTime.value >= inputTime.min)
divDisplay.textContent = '規定時間が経過したので、退室できます:' + inputTime.value;
else
divDisplay.textContent = 'この時刻までは退室できません:' + inputTime.min;
}
</script>
</body>
</html>コードの解説
<input type="time">に対してmin="01:30:00"を設定し、午前1時30分より前の時刻を選択できないようにしています。- ページ読み込み時に JavaScript の
inputTime.minを参照し、最低待機時間を画面に表示します。 - 「確認」ボタンをクリックすると、入力された時刻(
value)と最小時刻(min)を比較し、条件を満たしているかどうかを判定してメッセージを表示します。
実行結果
このコードを実行すると、以下のような動作になります。
「確認」ボタンをクリックする前:
初期状態では、min 属性に設定された「01:30:00」が「最低待機時間」として表示されます。

無効な時刻(min 未満)を入力して「確認」をクリックした場合:
入力した時刻が min 属性の値より前のため、「この時刻までは退室できません」というメッセージが表示されます。

有効な時刻(min 以上)を入力して「確認」をクリックした場合:
入力した時刻が min 属性の値以降のため、「退室できます」というメッセージが表示されます。

まとめ
Input Time の min プロパティを使えば、JavaScript から時刻入力フィールドの下限時刻を動的に取得・変更できます。フォームのバリデーションや、特定の時間帯のみ選択を許可したい場面で非常に便利です。対になるプロパティとして最大時刻を指定する max プロパティも合わせて活用すると、より柔軟な時刻入力制御が実現できます。
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