HTML DOMのwordBreakプロパティとは?構文・値・実装例をわかりやすく解説
HTML DOMのスタイルオブジェクトが持つ wordBreak プロパティは、HTML文書内における中国語・日本語・韓国語(CJK)以外のスクリプト(主に英字テキストなど)の改行ルールを取得・変更するために使用されます。長い単語やURLなど、通常は改行されない文字列の折り返し方法をJavaScriptから動的に制御できるのが特徴です。
構文
wordBreakプロパティの基本的な構文は以下のとおりです。
値の取得
object.style.wordBreak
値の設定
object.style.wordBreak = "value"
指定できる値
wordBreakプロパティには、次の値を指定できます。
| 値 | 説明 |
|---|---|
| initial | このプロパティの値をデフォルト値に戻します。 |
| inherit | 親要素からこのプロパティの値を継承します。 |
| normal | 通常の改行ルールに従って単語を折り返します。 |
| keep-all | 文字同士の間での改行を禁止します。CJK言語のテキストで特に有効です。 |
| break-all | 任意の2文字の間で改行を許可します。長い英単語やURLも強制的に折り返せます。 |
実装例
ここでは、HTML DOMスタイルのwordBreakプロパティを使った具体的なサンプルコードを紹介します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
body {
color: #000;
background: lightblue;
height: 100vh;
}
p {
border: 2px solid #fff;
width: 120px;
}
.btn {
background: #db133a;
border: none;
height: 2rem;
border-radius: 2px;
width: 40%;
display: block;
color: #fff;
outline: none;
cursor: pointer;
margin: 1rem 0;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>DOM Style wordBreak Property Example</h1>
<p>Thisisaparagraphelement.</p>
<button onclick="add()" class="btn">Set wordBreak</button>
<script>
function add() {
document.querySelector('p').style.wordBreak = "break-all"
}
</script>
</body>
</html>出力結果
上記のコードを実行すると、次のような画面が表示されます。

段落要素内にはスペースのない長い英単語が含まれていますが、初期状態では改行されずに表示されます。
ここで「Set wordBreak」ボタンをクリックすると、JavaScriptによって wordBreak プロパティに「break-all」が設定され、段落内の長い単語が任意の位置で折り返されて表示されます。

まとめ
wordBreakプロパティを活用すれば、レイアウトを崩さずに長い単語やURLを適切に折り返すことができます。特にレスポンシブデザインでは、コンテナ幅に収まらないテキストへの対策として「break-all」や「keep-all」を使い分けることで、読みやすい表示を実現できます。
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