SAPUI5コントロールとHTMLコントロールの違いとは?併用の可否とUI5を使うメリットを解説
HTMLコントロールとSAPUI5コントロールは同時に使えるのか、それともSAPUI5だけで開発すべきなのか。また、HTMLにも存在するコントロールをあえてSAPUI5で使うメリットはあるのか。こうした開発者によくある疑問について、わかりやすく解説します。
a) SAPUI5とHTMLコントロールは併用できる?それともSAPUI5単独が望ましい?
ベストプラクティスとしては、SAPUI5のコントロールのみを使用することが推奨されます。ただし、SAPUI5に存在しない機能が必要なケースでは、HTMLコントロールを補完的に併用することも可能です。
また、SAPUI5はリリースごとに新しい機能やコントロールが追加されているため、常に最新バージョンをチェックし、必要なコントロールが新たに提供されていないかを確認することをおすすめします。
b) HTMLにも存在するコントロールがSAPUI5にある理由と、その優位性は?
SAPUI5のコントロールは、一般的に標準のHTMLコントロールをラップ(内包)する形で開発されています。このラッパー層によって、ビジネスアプリケーション向けの付加機能が提供され、よりきめ細かな制御が可能になります。
そのため、素のHTMLコントロールを使用する場合と比べて、機能面・制御面の両方で明確な優位性があるといえます。
c) SAPUI5コントロールはHTMLに変換されるのか?変換はどの段階で行われる?
はい、変換されます。すべてのSAPUI5コントロールには、renderメソッドを持つRender Manager(レンダリングマネージャー)が実装されており、この仕組みによってSAPUI5コントロールが実際のHTMLへとレンダリング(描画)されます。開発者が直接HTMLを書くのではなく、フレームワークが自動的に出力を生成するイメージです。
d) jQueryの方がSAPUI5より優れた選択肢になることはある?
jQueryとSAPUI5は、どちらもJavaScriptベースのフレームワーク上で動作するという共通点があります。
ただし、SAPUI5は他のSAP製品との連携を前提としたアプリケーション開発を主目的として設計されており、jQueryでゼロから構築する場合と比べて、はるかに短期間でエンタープライズ向けアプリケーションを開発できる点が大きな強みです。SAP環境での開発であれば、SAPUI5を選択するのが合理的といえるでしょう。
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