MongoDB 4.2がObjectRocketプラットフォームで一般提供開始
※本記事は2020年11月にObjectRocket.com/blogで公開された内容をもとにしています。
MongoDB 4.2がObjectRocketの厳格なテストを通過し、ObjectRocketプラットフォーム上で一般提供(GA)が開始されたことをご存知でしたか?この記事では、MongoDB 4.2の主な新機能と、アップグレードに向けた次のステップについてご紹介します。
MongoDB 4.2の主な新機能
全機能の一覧はMongoDB 4.2の公式リリースノートで確認できます。ここでは、特に注目すべきアップデートと変更点をピックアップして解説します。
シャーディングの強化
分散マルチドキュメントトランザクション:バージョン4.0では、トランザクションはレプリカセットのみでサポートされていました。MongoDB 4.2では、マルチドキュメントトランザクションのサポートがシャーデッドクラスタへと拡張され、より大規模な分散環境でも一貫性のあるデータ操作が可能になりました。
シャードキー値の変更が可能に:MongoDB 4.2以前では、シャードキーの値は不変でした。分散トランザクションの強化に伴い、シャードキーの値を後から変更できるようになりました。ただし、変更できるのはシャードキーの「値」のみであり、シャードキーとして指定した「フィールド」自体は変更できない点にご注意ください。
シャーデッドクラスタに関する変更の詳細については、公式ドキュメントをご参照ください。
セキュリティの強化
TLSオプションの追加:MongoDB 4.2では、従来のSSLオプションに代わるTLSオプションが新たに追加されました(SSLは4.2で非推奨)。さらに、機密データを保護するためのクライアントサイドフィールドレベル暗号化も導入され、アプリケーション側でのきめ細かなデータ保護が実現できます。
MMAPv1ストレージエンジンの廃止:MongoDB 4.2では、WiredTigerストレージエンジンのみがサポート対象となります。まだMMAPv1をご利用の場合でもご安心ください。ObjectRocketのサポートチームが、サービスを中断することなくWiredTigerへの移行を支援します。まずはチケットを作成してご連絡いただければ、共に移行計画を進めることができます。
バグ修正
他のメジャーバージョンと同様に、4.2では旧バージョンにはバックポートされなかったバグが多数修正されています。これは、4.0や3.6などの旧バージョンに影響していた一部の不具合が、さまざまな理由により過去のバージョンには反映されず、4.2でのみ修正されたことを意味します。安定性を重視するなら、アップグレードを検討する価値は十分にあります。
その他の機能強化
集計パイプラインの改善:MongoDB 4.2では、オンデマンドのマテリアライズドビューがサポートされました。$merge演算子を使用することで、集計結果を直接コレクションに保存できます。$mergeは従来の$out演算子よりも柔軟性が高く、セキュリティモデルの強化にも役立ちます。
ハイブリッドインデックスビルド:従来のフォアグラウンドおよびバックグラウンドのインデックスビルド方式が廃止され、新しいハイブリッドインデックスビルドが導入されました。ハイブリッドインデックスビルドはデータベース操作をブロックせず、しかもバックグラウンドインデックスよりも短時間で構築できます。
ワイルドカードインデックス:フィールド名が不明な場合や任意の場合でもクエリをサポートするワイルドカードインデックスが使えるようになりました。サブドキュメントの内部構造を事前に把握していなくても、サブドキュメント全体にインデックスを作成できるため、スキーマが流動的なデータにも柔軟に対応できます。
インデックスおよび集計に関する変更の詳細については、公式ドキュメントをご参照ください。
次に何をすればよいですか?
まずはObjectRocketのサポートチームまでご連絡ください。お客様のニーズに合わせたアップグレード計画の策定をお手伝いします。潜在的な問題への先行対応、計画外メンテナンスの回避に加え、開発環境の更新、ドライバー設定の構成、メンテナンスウィンドウのスケジュール調整まで、全面的にサポートいたします。
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