MongoDBの$unwind演算子でカウントを取得する方法
MongoDBの$unwindは、入力ドキュメント内の配列フィールドを分解し、配列の各要素に対して1つのドキュメントを出力する集計演算子です。この$unwindをaggregate()メソッドと組み合わせることで、要素ごとのカウントを効率的に取得できます。
本記事では、実際にコレクションを作成し、$unwindと$groupを組み合わせて年齢別のカウントを求める手順を解説します。
サンプルコレクションの作成
まず、ドキュメントを含むコレクションを作成します。以下の例では、「Details」フィールドの中に「Information」という配列を持つドキュメントを挿入しています。配列内には「Name」がnullの要素も含まれている点に注目してください。
> db.demo478.insertOne(
... {
... "Details" : {
... _id:1,
... "Information" : [
... {
... "Name" : "Chris",
... "Age":21
... },
... {
... "Name" : "David",
... "Age":23
... },
... {
... "Name" : null,
... "Age":22
... },
... {
... "Name" : null,
... "Age":24
... }
... ]
... }
... }
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8204acb0f3fa88e2279092")
}> db.demo478.insertOne(
... {
... "Details" : {
... _id:2,
... "Information" : [
... {
... "Name" : "Bob",
... "Age":21
... },
... {
... "Name" : null,
... "Age":20
... }
... ]
... }
... }
... );
{
"acknowledged" : true,
"insertedId" : ObjectId("5e8204adb0f3fa88e2279093")
}登録したドキュメントの確認
find()メソッドを使用すると、コレクション内のすべてのドキュメントを表示できます。
> db.demo478.find();
上記のコマンドを実行すると、以下のような出力が得られます。
{ "_id" : ObjectId("5e8204acb0f3fa88e2279092"), "Details" : { "_id" : 1, "Information" : [ {
"Name" : "Chris", "Age" : 21 }, { "Name" : "David", "Age" : 23 }, { "Name" : null, "Age" : 22 }, {
"Name" : null, "Age" : 24 } ] } }
{ "_id" : ObjectId("5e8204adb0f3fa88e2279093"), "Details" : { "_id" : 2, "Information" : [ {
"Name" : "Bob", "Age" : 21 }, { "Name" : null, "Age" : 20 } ] } }$unwindでカウントを取得するクエリ
次に、$unwindを使ってカウントを取得する集計クエリを見ていきましょう。このクエリでは以下のステージを組み合わせています。
- $unwind: 「Details.Information」配列を分解し、各要素を個別のドキュメントとして扱います。
- $group: 年齢(Age)ごとにグループ化します。
- $sumと$cond: Nameがnullより大きい値(つまりnull以外の名前が存在する場合)なら1、そうでなければ0を加算することでカウントします。
- $sort: カウントの降順で結果を並べ替えます。
> db.demo478.aggregate([
... { "$unwind": "$Details.Information" },
... {
... "$group" : {
... "_id": "$Details.Information.Age",
... "count" : {
... "$sum": {
... "$cond": [
... { "$gt": [ "$Details.Information.Name", null ] },
... 1, 0
... ]
... }
... }
... }
... },
... { "$sort" : { "count" : -1 } }
... ])実行結果
上記のクエリを実行すると、年齢ごとにNameが設定されているドキュメントの数が出力されます。
{ "_id" : 21, "count" : 2 }
{ "_id" : 23, "count" : 1 }
{ "_id" : 24, "count" : 0 }
{ "_id" : 20, "count" : 0 }
{ "_id" : 22, "count" : 0 }結果の解説
出力結果から以下のことが読み取れます。
- 年齢21歳のグループには「Chris」と「Bob」の2件が該当するため、カウントは2です。
- 年齢23歳のグループには「David」の1件のみが該当するため、カウントは1です。
- 年齢20歳・22歳・24歳のグループでは、対応する要素のNameがすべてnullであるため、カウントは0になっています。
このように、$unwindで配列を分解し、$groupと$condを組み合わせることで、条件に合致する要素だけを柔軟にカウントできます。配列データを含むドキュメントの統計処理において、非常に有用なテクニックです。
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