Google Authenticatorを新しいAndroidスマホに移行する方法【初心者向け完全ガイド】
インターネット上でのデータ保存や情報共有がますます一般的になる中、Google Authenticatorはサイバーセキュリティとプライバシー保護において欠かせないツールとなっています。
しかし、スマートフォンを買い替える際には、アカウントから締め出されないよう、新しい端末へGoogle Authenticatorを移行する必要があります。また、紛失や盗難に遭った場合など、「古いスマホがない状態でGoogle Authenticatorを新しいスマホに移行したい」というケースもあるでしょう。
この記事では、AndroidスマートフォンにおけるGoogle Authenticatorの移行・復元方法について、あらゆる側面から詳しく解説します。iPhoneユーザーの方は、「Google Authenticatorを新しいiPhoneに移行する方法」の記事をご覧ください。

パート1:Google Authenticatorを新しいAndroidスマホに移行する方法
手順の解説に入る前に、重要な点を押さえておきましょう。Google Authenticatorは、単純にログアウトして別の端末でログインし直すだけではアカウント情報を引き継げません。仕組みがやや複雑なため、新しいスマホでの設定が完全に完了するまで、古いスマホからアプリを削除しないことが大切です。それでは、ステップバイステップで移行手順を見ていきましょう。
- ステップ1:スマートフォンでGoogle Authenticatorアプリを起動します。
- ステップ2:画面右上の三点リーダー(⋮)をタップして、ドロップダウンメニューを開きます。

- ステップ3:「アカウントのエクスポート」または「アカウントの移行」というリンクが表示されるので、タップします。

- ステップ4:説明文を読み、「続行」または「アカウントのエクスポート」をタップして次へ進みます。
- ステップ5:この段階で、生体認証やPINコードによる本人確認を求められる場合があります。
- ステップ6:コピーしたいアカウントを選択します。一部だけでも、すべてまとめてでも選択できます。
- ステップ7:「エクスポート」ボタンをタップします。

- ステップ8:新しいスマホでGoogle Authenticatorを起動し、「開始」をタップしてから「既存のアカウントをインポート」を選択します。
- ステップ9:ここからが本番です。古いスマホの画面にQRコードが表示されるので、前のステップで準備した新しいスマホでそのコードを読み取ります。この操作をアカウントごとに繰り返します。
- ステップ10:すべてのアカウントの読み取りが完了したら、古いスマホで「次へ」ボタンをタップします。
- ステップ11:古いスマホからすべてのアカウントを削除するか、そのまま残すかを選びます。スマホを売却したり第三者に譲ったりする場合は、必ずすべて削除することをおすすめします。逆に、両方のスマホを使い続けたい場合は、一部またはすべてのアカウントを古いスマホに残しておくことも可能です。
パート2:古いスマホなしでGoogle Authenticatorを新しいスマホに移行する方法
ここまでの手順は比較的簡単でしたが、「古いスマホがない状態で移行するにはどうすればいいの?」「スマホを紛失してしまったけど、復元できる?」と疑問に思う方もいるでしょう。
答えはイエスです。復元できる可能性は十分にあり、しかも簡単に行えます。事前にバックアップコードを保存していれば、Googleアカウントから新しいデバイスへ問題なく登録できます。以下、手順を順番に見ていきましょう。
- ステップ1:Googleアカウントにログインし、「セキュリティ」をクリックします。

- ステップ2:ページ下部にある「2段階認証プロセス」の項目に進み、パスワードを入力します。

- ステップ3:次の画面で、ページ下部にある「バックアップコード」の項目へ移動します。
- ステップ4:「コードを表示」というリンクをクリックするとコードが表示されるので、それを新しいデバイスのアカウントに登録します。

バックアップコードは最大10個発行され、それぞれ1回ずつ使用できます。「コードを表示」をクリックすれば、新しいコードセットを再発行することも可能です。
パート3:よくある質問(FAQ)
Q1. Google Authenticatorは安全なの?
Google Authenticatorは、30秒ごとに生成されるシークレットキー(ワンタイムパスワード)に基づいて動作しています。そのため、仮に攻撃者がパスワードなどの基本的なログイン情報を入手したとしても、アプリが生成するコードを傍受してアカウントへのログインを突破することは、現実的にはほぼ不可能です。間違いなく、Google Authenticatorはアカウントを守る強力な盾となるでしょう。
とはいえ、Google Authenticatorを狙ったハッキングの試みは数多く確認されており、成功例も存在します。重要なのは、Google Authenticatorを第一の防御線として使う場合でも、常に注意を怠らないことです。特に、スマホを売却・譲渡する前に、古いスマホから新しいスマホへ確実に移行し、アカウント情報を消去しておくことは、本記事で繰り返し強調しているポイントです。
Q2. 複数のデバイスでGoogle Authenticatorを使うには?
複数のデバイスでGoogle Authenticatorを使用する方法は2つあります。1つ目は、各デバイスごとに個別の認証手段を登録する方法。2つ目は、アカウントを同期させて、複数のデバイスで同じコードを表示させる方法です。後者の具体的な手順については、パート1の最終ステップで解説しました。
Q3. 新しいスマホにGoogle Authenticatorを設定するには?
AndroidでもiPhoneでも、Google Authenticatorの初期設定や基本的な使い方は共通しています。詳細な手順については、Google Authenticatorのセットアップと使い方を解説した専用チュートリアルをご参照ください。
まとめ
オンラインアカウントのセキュリティは、ログインIDとパスワードの時代から始まり、SMSによる認証へと進化してきました。しかし、SMS認証もやがて時代遅れになり、ハッカーがSIMカードを乗っ取ってメッセージを傍受できるようになりました。そこで登場したのが二要素認証を提供するGoogle Authenticatorであり、アカウント保護の水準を大きく引き上げました。
とはいえ、スマホを紛失したときや機種変更したときにも、Google Authenticatorのアカウントを適切に管理することが非常に重要です。本記事では、QRコードを使った通常の移行手順に加えて、古いスマホがない状態でのバックアップコードによる復元方法まで、ステップバイステップで解説しました。ぜひ参考にして、大事なアカウントをしっかり守りましょう。
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