スマートフォン
 Computer >> コンピューター >  >> スマートフォン >> スマートフォン

Android 16 ついにリリース――専門家によるレビューと第一印象

2025年6月12日公開

執筆者について

Yadullah Abidiはデリー大学でコンピュータサイエンスを専攻した後、チェンナイのアジアジャーナリズムカレッジでジャーナリズムの修士号を取得。WindowsやLinuxシステム、プログラミング、PCハードウェア、サイバーセキュリティ、マルウェア解析、ゲームの分野で10年以上の経験を持ち、深い技術知識と優れた編集眼を兼ね備えています。

現在はMakeUseOfのスタッフライターとして、サイバーセキュリティ、ゲーム、コンシューマーテックを担当。以前はCandid.Technologyのアソシエイトエディター、The Mac Observerのニュースエディターとして、大規模なサイバー攻撃からApple関連の最新動向まで幅広く取材してきました。

ジャーナリスト業のほか、JavaScript/TypeScript、Next.js、MERNスタック、Python、C/C++、AI/MLを扱うフルスタック開発者でもあります。マルウェア解析、ハードウェアレビュー、GitHubでのツール開発などを通じて、開発者ならではの視点をテックジャーナリズムに持ち込んでいます。

Android 16がやってきた――数か月早いリリース

Android 16がついに登場しました。しかも予定より数か月早いリリースです。現時点ではPixel端末のみへの配信で、アップデートの規模自体は大きくありませんが、Googleが将来計画している大型変更への重要な土台となります。

大きな新機能よりも、細かな改善を重視

今回の初期アップデートは、目立つ大変更よりも、日常使いの快適さを高める小さな改善に焦点が当てられている印象です。その代表格が「Live Updates(ライブアップデート)」と呼ばれる新しい通知形式で、iPhoneの「ライブアクティビティ」に非常によく似たコンセプトです。

具体的には、フードデリバリーや配車アプリがバックグラウンドで動作している際、プログレスバー付きの通知で進行状況をリアルタイムに確認できます。Googleの発表によれば、まずは「対応済みの配車・フードデリバリアプリ」からスタートし、今後対象アプリが拡大していく予定です。

この新しい通知を試したい場合は、Android 16のイースターエッグからアクセスできます。「設定」→「端末情報」→「Androidバージョン」と進み、「16」を連続タップしてください。筆者がAndroidを使い始めて以来、イースターエッグに特別感を覚えたのは、これが初めてのことです。

また、同一アプリからの通知が強制的にグループ化されるようになり、通知領域の散らかりも軽減されます。ただし、現時点ではアップデート前後でグループ化のされ方に明確な違いは感じられませんでした。とはいえ、Googleはすでに「モード」機能で通知管理を強化しており、その取り組みが継続しているのは好ましい傾向です。すぐに見える変化ではなくても、着実な進化と言えます。

セキュリティ面では、「設定」→「セキュリティとプライバシー」の中に高度な保護(Advanced Protection)機能がひとまとめで追加されました。内容は目新しさに欠け、強いて挙げるなら2Gネットワーク保護くらいです。それでも、デバイス保護の切り替えスイッチが用意された点は安心材料になります。

9To5Googleが報じたステータスバーの時刻表示の変更については、筆者の環境では確認できませんでした。一方で、ロック画面とホーム画面のカスタマイズメニューはレイアウトが刷新され、コントラスト調整や、壁紙とは異なる色をアイコンや文字に設定できる機能などが新たに加わっています。

Pixel 9などの対応端末では、補聴器をネイティブにコントロールできるようになり、音量調整やマイクの切り替えが可能になりました。さらに「Health Connect」アプリでは、医療記録の表示にも対応しています。

Pixel 8a以降の比較的新しいPixelをお持ちの場合は、新しいバッテリー健全性機能を利用できます。これは「新品の標準バッテリーと比較して」バッテリーがどれほどの容量を維持しているかを、推定割合で表示するものです。また、筆者のPixel 7aには、これまで見たことのないバッテリーヘルプアシストのトグルも現れており、長期的なバッテリーの健康状態とパフォーマンスの管理に役立つとされています。

このほか、メニュー間の移動やアプリの切り替え時に、ごくわずかなアニメーションの変化を感じました。触覚フィードバック(ハプティクス)もわずかにシャープになった気がしますが、体感には個人差があるかもしれません。

今後のAndroid 16に期待できること

Android 16では、デスクトップOSのようにアプリウィンドウのサイズを自由に変更できる、PCライクなウィンドウ体験が予定されています。2025年内にAndroidタブレット向けに提供される見込みで、GoogleとSamsungが共同で開発を進めています。Samsung DeXが長年にわたり高い評価を得てきただけに、この機能がどこまで進化するのか楽しみです。

さらに、Android 16 QPR1 Beta 1では、Material 3 Expressiveと呼ばれる大規模なデザイン刷新の姿が初披露されました。通知、壁紙、アプリドロワーなど、Android内のさまざまなインターフェースが変わる、次世代のビジュアルオーバーホールとなる可能性を秘めています。

そうした大型変更が到来するまでの間、Pixelに配信されるAndroid 16は十分に満足できるアップデートです。スマートフォンが劇的に変わることを期待しない限り、がっかりすることはないでしょう。

  1. iPhone版『スーパーマリオラン』徹底解説――価格・操作・グラフィックなど知っておくべきポイント

    任天堂にとって、忘れられない一ヶ月となりました。NES Classic Edition(ファミコン クラシックエディション)の発売に続き、『スーパーマリオラン』が2016年12月15日にリリースされます。本作は任天堂初のiOS向けタイトルであり、モバイルゲームの歴史における大きな節目になることは間違いありません。クリボーを踏みつけ、ピーチ姫を救い出すというおなじみのマリオの世界観はそのままに、新たなプラットフォームで展開される本作には、一体どのような要素が詰め込まれているのでしょうか。 価格体系 現在、App Storeでリリース通知の登録を受け付けており、アプリ自体は無料でダウンロードで

  2. スマホ動画のクオリティを劇的に上げる6つのコツ

    スマートフォンで撮影した動画の画質が「おまけ程度」と見られていた時代は、すでに過去のものになりました。現在のスマホには高性能なカメラが搭載されており、プロ用のハイエンド映像機器には及ばないものの、プロ並みのクオリティの動画撮影にも十分対応できるレベルに達しています。とはいえ、優れたカメラを搭載しているだけでなく、その性能を最大限に引き出す方法を知っておくことも重要です。ここでは、モバイル動画の品質を向上させ、より魅力的な作品を撮影するためのコツをご紹介します。1. 編集に頼りすぎないAndroid、iPhone、パソコン向けには優れた動画編集アプリが数多く存在しますが、それらに過度に依存するの