画面が割れたAndroidスマホにアクセスしてデータを取り出す方法
スマホを落として、画面が割れていないかヒヤッとした経験は誰にでもあるはずです。幸い、最近のスマホの画面は比較的丈夫で、簡単には壊れません。しかし、いざ画面が割れてしまうと、「どうやって操作すればいいのか」と途方に暮れてしまいます。
画面が動かなくなると、スマホ自体が使えなくなるだけでなく、端末に保存していた大切な情報にも一切アクセスできなくなります。しかし安心してください。少しのトラブルシューティングを行えば、端末内のデータをほぼすべて復元できる可能性があります。
OTGアダプターを使ってアクセスする
画面は見えるのにタッチできない(手を怪我しそうなほどひび割れている)場合や、画面がまったく反応しない場合は、OTGアダプターとマウスを使ってスマホを操作する方法が有効です。
OTG(On-The-Go)アダプターは両端にコネクターを持つのが特徴です。片方をスマホのUSBポートに差し込み、もう片方の標準的なUSB-Aポートにマウスを接続します。この2つをつなぐだけで、画面に触れることなくスマホを操作できるようになります。
ただし、すべてのAndroidスマホがOTGに対応しているわけではありません。お使いの端末が対応しているか、メーカーの公式サイトなどで事前に確認しておきましょう。非対応の場合は、サードパーティ製ソフトウェアを使わない限り、データを取り出せない可能性があります。
なお、OTGアダプターは画面が割れたスマホへのアクセス以外にも活用できます。キーボードの接続など、さまざまな用途に使える便利なアイテムなので、1つ持っておくと安心です。
補足として、端末がOTG非対応でも画面がまだ見えている状態なら、薄型の強化ガラス製フィルムを割れた画面の上に貼ってみてください。これにより、バックアップが完了するまでの間、一時的にスマホを使い続けられることがあります。
USBデバッグを有効にする
パソコンからスマホにアクセスするには、まずUSBデバッグモードを有効にする必要があります。USBデバッグとは、Android端末がUSB接続を通じてAndroid SDK(Software Developer Kit)と通信できるようにする機能です。有効にすると、Android端末はパソコンからコマンドやファイルなどのデータを受け取れるようになり、逆にパソコン側からログファイルなどの必要な情報を取り出すことも可能になります。
AndroidスマホでUSBデバッグを有効にする手順は以下の通りです。
- OTGアダプターを使って、スマホにUSBマウスを接続します。
- マウスをクリックして、スマホのロックを解除します。
- 画面上部から通知バーを下ろし、右上の歯車アイコンをクリックして設定を開きます。
- 設定メニューを一番下までスクロールし、「デバイス情報(端末情報)」を開きます。
- 「ソフトウェア情報」をタップします。
- 「ビルド番号」を見つけて、7回連続でタップします。
- 設定画面に戻り、再度一番下までスクロールすると、「デバイス情報」の下に「開発者向けオプション」が新しく追加されています。
- 「開発者向けオプション」を開き、「USBデバッグ」のスイッチをオンにします。
その後、USBケーブルでスマホをパソコンに接続します。パソコンからスマホ内のフォルダにアクセスし、必要なデータを自由にコピーできるようになります。
画面がつかない場合
画面自体が表示されない・動作しない場合は、多くの方にとってAndroidデータ復元ツールの利用が最も現実的な選択肢となります。有料ツールが主流ですが、無料で試せるものもあります。例えば「MiniTool Mobile Recovery for Android」「Undeleter Recover files & data」「DiskDigger for Android」などです。ただし無料版は機能が限られているため、目的によっては有料版へのアップグレードが必要になる点に注意しましょう。
有料のデータ復元ツールとしては、「7-Data Recovery」「Dr.Fone for Android」「MobiSaver for Android」などが知られています。
これらの方法でも壊れたスマホにアクセスできない場合は、専門業者に依頼するのがよいでしょう。ただし、業者に依頼すると端末内のすべてのデータにアクセスされるため、必ず信頼できる実績のある店舗を選ぶことが重要です。
また、携帯キャリアがデータ復旧サービスを提供している場合もあります。費用が発生するケースもありますが、端末保険に加入していれば無料で受けられることもあるので、契約内容を確認してみてください。
トラブルを未然に防ぐには
画面が割れたAndroidスマホからのデータ取り出しは決して簡単ではありません。万が一の事態に備えて、日頃から準備しておくことをおすすめします。具体的には、常にバックアップを取っておくことや、Pushbulletのようなアプリをインストールしておくことです。こうしたアプリがあれば、スマホを直接操作できなくてもデータにアクセスできます。また、Androidのバックアップツールを定期的に利用すれば、データ消失の心配も大幅に減ります。
理想的なのは、写真や重要な書類をGoogleドライブなどのクラウドサービスに自動的にバックアップすることです。そうしておけば、仮にスマホを落として画面が割れても、最も重要なデータは失わずに済みます。
さらに、Android端末をより細かくカスタマイズしたい方は、TWRPリカバリーの導入方法をチェックしてみてください。また、Androidでゲームを楽しみたい方は、エミュレーターフロントエンド「RetroArch」のガイドも参考になります。
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