2026年版ガイド:iPhone 15/16のハードリセット(強制再起動)のやり方と効果・必要性を徹底解説
iPhoneをハードリセットするとどうなりますか?
最近、iPhoneの動作がとても遅くなってしまいました。リセットすれば解決すると聞いたのですが、そもそもiPhoneのハードリセットとは何でしょうか?ハードリセットを実行すると、データはすべて消えてしまうのでしょうか?ご回答いただけると幸いです。
― Appleコミュニティより
iPhoneは、シンプルで安定したOSを搭載していることから、発売以来多くの人々に愛され続けています。しかし、他の電子機器と同じように、ハードウェアやソフトウェアの不具合によって動作がおかしくなることがあります。そんなとき解決策を調べると、「iPhoneをハードリセットしてみて」とアドバイスされることが多いでしょう。
ハードリセットはiPhoneのトラブルを解決する定番の方法ですが、実行したことがない人にとっては不安なものです。この記事では、iPhoneのハードリセットとは何か、実行すると何が起こるのかをわかりやすく解説します。実際にハードリセットが必要になったときのために、具体的な手順も後半で詳しく紹介します。
パート1. iPhoneのハードリセットとは?
ハードリセットは強制再起動(フォースリスタート)とも呼ばれ、デバイスがフリーズしたり反応しなくなったりしたときに、強制的に再起動させる操作のことです。データが消えることは一切なく、単にiPhoneを強制的に再起動させて軽微な不具合を解消するためのものです。
ハードリセットを正しく理解するために、関連する「リセット」の方法と比較してみましょう。一般的にiPhoneを「リセット」する方法には、ソフトリセット、ハードリセット、初期化(ファクトリーリセット)の3種類があります。
- ソフトリセット: 電源を切ってから入れ直すこと。トラブルが発生したときにまず試すべき基本的な対処法です。
- ハードリセット: 特定のボタンを組み合わせて押すことでiPhoneを再起動し、アプリが動作するメモリをリフレッシュすること。ソフトリセットで改善しない場合に行います。
- 初期化(ファクトリーリセット): iPhoneを出荷時の状態に戻すこと。ソフトウェアのエラーを根本的に解消できますが、端末内のすべてのデータが消去されます。ソフトリセットでもハードリセットでも解決しない場合や、売却前などに行います。
パート2. ハードリセットを実行すると何が起こる?
iPhoneには写真や連絡先など、ほぼすべての大切なデータが保存されているため、何か操作をする前には慎重になる必要があります。「ハードリセットをしたら何が起こるのか」は誰もが気になるところでしょう。前述のとおり、ハードリセットではデータも設定もアプリも一切消去されません。端末の再起動を強制するだけの操作です。
では、その他のリセット方法はどうでしょうか?初期化(ファクトリーリセット)では、iPhone内のすべてのデータが完全に消去され、端末が出荷時の状態に戻ります。
一般的には、iPhoneの調子が悪いときはまずソフトリセットを試し、それでも改善しなければハードリセットを行い、それでも問題が続くようであれば最終手段として初期化を実行する、という流れになります。
以下に、3つのリセット方法の違いをまとめました。ポイントは、ソフトリセットとハードリセット(強制再起動)ではデータは消えませんが、初期化ではすべて消えてしまうという点です。
| ソフトリセット | ハードリセット | 初期化(ファクトリーリセット) | |
|---|---|---|---|
| 定義 | iPhoneの電源を切り、再度入れる | 特定のボタンを押してメモリをリフレッシュしながら再起動 | iPhoneを出荷時の状態に戻す |
| 用途 | 軽微な不具合の解消 | ソフトリセットよりも強力なトラブル解決策 | 複雑なソフトウェア問題の解決や売却前のデータ消去 |
| 操作方法 | 「スライドで電源オフ」をドラッグ | 特定のボタンを組み合わせて押す | 設定アプリ、iTunes、FoneToolなど |
| 結果 | データは消えない | データは消えない | すべてのコンテンツと設定が消える |
パート3. iPhoneでハードリセットを行う方法
ハードリセットの手順は、使用しているiPhoneのモデルによって異なります。以下のガイドを参考にしてください。
- iPhone 8以降(iPhone 15/16を含む): 「音量を上げる」ボタンを押してすぐ離す > 「音量を下げる」ボタンを押してすぐ離す > Appleロゴが表示されるまで「サイドボタン」を数秒間長押しします。
- iPhone 7 / iPhone 7 Plus: Appleロゴが表示されるまで、「スリープ/スリープ解除」ボタンと「音量を下げる」ボタンを同時に長押しします。
- iPhone 6s以前: Appleロゴが表示されるまで、「電源(トップ)」ボタンと「ホーム」ボタンを同時に数秒間長押しします。

パート4. ハードリセットで解決しない場合は?他にできる対策
強制再起動でも問題が解決しない場合は、初期化(ファクトリーリセット)を試すことになります。ただし、初期化を実行する前に、もう一度上記の手順で強制再起動を試してみてください。データ消失のリスクを冒さずに済む可能性があります。それでもダメな場合のために、iPhoneを初期化する3つの方法を紹介します。
方法1. 設定アプリから初期化する
iCloudでiPhoneをバックアップ済みであれば、設定アプリから直接初期化できます。
- 「設定」アプリを開き > 「一般」をタップ > 「iPhoneを移行またはリセット」を選択します(iOSの古いバージョンでは「リセット」を選択)。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ > Apple IDのパスワードまたはパスコードを入力して操作を確定します。

完了するとiPhoneが再起動します。通常どおりセットアップを進め、「iCloudバックアップから復元」を選択すればデータを復元できます。
方法2. iTunesから初期化する
以前iTunesでiPhoneをバックアップしたことがあるなら、iTunesを使って初期化するのが簡単です。
- iTunesを最新バージョンに更新します。
- iPhoneをパソコンに接続します。
- iTunesで「デバイス」アイコンをクリック > 「概要」を開く > 「iPhoneを復元...」を選択して初期化を実行します。

iTunesのバックアップからデータを復元したい場合は、「バックアップを復元」を選択してください。
方法3. FoneToolで完全にデータを消去する
iPhoneを売却や譲渡の前に初期化する場合は、専門的なデータ消去ツールで深部まで完全に消去することをおすすめします。FoneToolの「iPhone消去(Erase iPhone)」機能は強力な味方です。データを複数回上書き消去するため、復元ソフトによってプライバシー情報が復旧されるリスクを大幅に減らせます。
- FoneToolをダウンロードし、パソコンで起動します。
- iPhoneをパソコンに接続します。
- 「Erase iPhone(iPhoneを消去)」を選択します。

- 必要に応じてオプションにチェックを入れます。

- 「Erase iPhone」をクリックし、「Yes」で確定します。

おまけ:初期化の前にiPhoneをバックアップしておこう
初期化(ファクトリーリセット)を実行すると、iPhone内のデータはすべて消えてしまいます。安全のため、事前にバックアップを取っておきましょう。バックアップがあれば、予期せぬデータ消失への備えにもなります。iTunesとiCloudのどちらでもバックアップ可能です。
- iCloudでバックアップする場合: 「設定」> 自分のアカウント名 > 「iCloud」> 「iCloudバックアップ」> 「iCloudバックアップ」をオン > 「今すぐバックアップを作成」をタップします。※空き容量不足でバックアップに失敗することがあります。

- iTunesでバックアップする場合: iPhoneをパソコンに接続してiTunesを起動 > 「デバイス」アイコンをクリック > 「概要」を開く > 「このコンピュータ」を選択 > 「今すぐバックアップ」をクリックします。

また、無料のサードパーティ製バックアップツール「FoneTool」を使えば、自分好みの方法でiPhoneをバックアップすることもできます。iTunesやiCloudはフルバックアップしか対応していませんが、FoneToolならファイルをプレビューしながら、必要なデータだけを選んでバックアップできます。
iCloudの容量が足りない場合や、特定のデータだけをバックアップしたい場合には、FoneToolが最適です。以下のダウンロードボタンから入手できます。
ステップ1. FoneToolを起動し、USBケーブルでiPhoneをパソコンに接続します。
ステップ2. ホーム画面で「選択バックアップ(Selective Backup)」をクリックします。

ステップ3. アイコンをクリックして、バックアップしたいファイルを選択します。

ステップ4. 保存先を選び、「バックアップを開始(Start Backup)」をクリックします。

初期化後は「マイバックアップ(My Backups)」ページからバックアップを見つけ、必要なファイルだけをiPhoneに復元できます。既存データを消去することなく復元できるので、好きなタイミングで実行できます。

まとめ
以上、iPhoneのハードリセットについて解説しました。ハードリセット(強制再起動)は、iPhoneの調子が悪いときに行う操作で、データは一切消えません。iPhoneを強制的に再起動させ、軽微なエラーを解消するためのものです。
なお、iPhoneを売却する予定があるなら、通常の初期化だけでは不十分な場合があります。データ消去ツールを使ってiPhoneを完全にワイプすれば、データ復元ツールでも情報を取り出せなくなります。
補足: 初期化を実行するかどうか迷っている場合は、Appleサポートにオンラインで相談するか、Apple Storeの店頭で専門スタッフに相談しましょう。状況を丁寧に説明すれば、リセットすべきか、別の対処法があるかを的確にアドバイスしてもらえます。
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