iPhoneの睡眠トラッキング機能の設定と使い方|睡眠スケジュール・睡眠モード・ワインダウン徹底解説
iOS 14では、iPhoneの睡眠トラッキング機能が大幅に刷新されました。従来の「おやすみ(Bedtime)」が廃止され、新たに「睡眠スケジュール(Sleep Schedule)」「睡眠モード(Sleep Mode)」「ワインダウン(Wind Down)」という3つの機能が導入されています。
この記事では、これらの機能を最大限に活用して、質の高い睡眠を手に入れるための具体的な方法を詳しく解説します。
睡眠スケジュール:睡眠目標の設定とスケジュール作成
睡眠スケジュールは、就寝前のルーティンを作るのに役立つ機能です。ただし、この機能を効果的に活用するには、あらかじめ睡眠目標と具体的な睡眠スケジュールを設定しておくことが大切です。
iPhoneで睡眠スケジュールを設定するには、以下の手順に従ってください。
- ヘルスケアアプリを開きます。
- ブラウズタブに移動し、睡眠カテゴリをタップします。
- 睡眠の設定の下にあるはじめるを選択し、次へをタップします。
- まず睡眠目標(毎晩確保したい睡眠時間)を入力し、再度次へをタップします。
続いて最初のスケジュールを設定を選択します。ページ上部で、このスケジュールを適用する曜日を選べます。その後、希望する就寝時刻と起床時刻を入力してください。
少し下にスクロールすると、アラームのカスタマイズや無効化も可能です。準備が整ったら次へを選択しましょう。
この機能の設定を完了すると、iPhoneから睡眠モードとワインダウンを有効にするかどうか尋ねられます。案内に従ってすぐに有効化してもよいですし、スキップして後で設定することもできます。詳細については後述します。
この機能を使えば、曜日ごとに異なるスケジュールを作成できるのが便利なポイントです。例えば、平日用と週末用で別々のスケジュールを設定したり、アラームで起こすかどうかを選んだりできます。
作成済みの睡眠スケジュールを変更したい場合は、ヘルスケア > ブラウズ > 睡眠に移動し、編集したいスケジュールの下にある編集をタップします。睡眠目標自体を変更したい場合は、スケジュールとオプションを開き、希望する睡眠時間を入力してください。
また、時計アプリからも睡眠スケジュールにアクセスできます。アプリを開き、睡眠/起床アラームの横にある変更をタップします。ページを最下部までスクロールして睡眠スケジュールを編集を選択すれば、睡眠目標の調整、スケジュールの編集、他の曜日のスケジュール追加などがまとめて行えます。
睡眠モード:快適な睡眠環境をつくる
睡眠モードは、睡眠中に何ものにも邪魔されない環境を整えるための機能です。設定した就寝時刻になると自動的にオンになり、おやすみモード(通知のミュート)が有効になって、睡眠中の煩わしい通知や着信を防ぎます。
さらに、ロック画面もシンプルになります。睡眠モードが有効な間は、iPhoneのロック画面には現在時刻、設定したアラーム、そして選択したアプリへのショートカットだけが表示されます(詳細は後述)。
実際に試してみて自分に合わないと感じたら、睡眠モードは簡単に無効化できます。手順は以下の通りです。
- iPhoneでヘルスケアアプリを開きます。
- 画面右下のブラウズをタップします。
- 健康カテゴリの一覧から睡眠を選択します。
- ページを最下部までスクロールし、オプションをタップします。
- 自動的にオンにするをオフに切り替えると、睡眠モードが無効になります。
ワインダウン:就寝への準備を整える
ワインダウンは、iPhoneで睡眠を管理する際に利用できるもう一つのオプション機能です。邪魔になるやり取りを減らすことで、就寝に向けて心身を落ち着かせることを目的としています。
この機能は、おやすみモードをオンにすることで、電話・メッセージ・アプリ通知を最小限に抑えます。夜間にサイレント着信を受けたくない場合は、設定を変更できます。設定 > おやすみモードに移動すれば、お気に入りの連絡先や特定の連絡先グループからの着信を許可することも可能です。
ワインダウンを有効にしたときのもう一つの変化は、iPhoneの画面が暗くなる点です。これにより、体に「そろそろ休む時間だ」というシグナルを送ることができます。さらに、ロック画面にアプリのショートカットを追加できるのも便利です。iPhoneのロックを解除してアプリを探す手間が省け、うっかり別のアプリに没頭してしまうのを防げます。
この機能をカスタマイズしてワインダウンのショートカットを追加する手順は以下の通りです。
- iPhoneでヘルスケアアプリを開きます。
- 画面右下のブラウズを選択します。
- カテゴリ一覧から睡眠を選びます。
- 少しスクロールしてスケジュールとオプションをタップします。
- ワインダウンの項目で、機能が起動するまでの時間を設定できます。
次にワインダウンショートカットへ移動し、ショートカットを追加をタップします。ここでリストからアプリを選ぶか、App Storeから新しいアプリをダウンロードして追加できます。
また、ライブラリからAppを選択をタップすれば、デバイスにインストール済みの任意のアプリをショートカットに加えられます。
Apple Watchは睡眠トラッキングに必要?
iPhoneの睡眠トラッキング機能を使ううえで、Apple Watchは必須ではありません。ただし、あれば睡眠管理の体験は確実に向上します。
watchOS 7以前は、Apple Watchで睡眠を記録するにはサードパーティ製アプリが必要でした。現在では、iOS 14で導入された睡眠トラッキング機能のすべてがApple Watchでも利用可能になっています。
iPhoneとApple Watchの両方を使えば、よりパーソナライズされた睡眠トラッキングが実現します。就寝時にWatchを装着していれば、その夜の睡眠に関するより詳細なデータを得られます。さらに、希望すれば朝は触覚フィードバックによる静かなハプティックアラームで優しく起こしてもらうこともできます。
Appleの睡眠トラッキング機能でぐっすり眠ろう
規則正しい睡眠スケジュールを維持し、就寝前にリラックスできる環境を整えることは、良質な睡眠のための重要な要素です。眠りにつこうとするときの最大の妨げは、多くの場合スマートフォンをはじめとするデバイスです。
睡眠スケジュール、睡眠モード、ワインダウンの3つの機能を活用すれば、こうした気が散る要因を取り除き、深夜の電話や不要なアプリ通知で眠りを妨げられる心配もなくなります。今夜からぜひ試してみてください。
-
Windows 10の「スマホ同期」を設定して活用する方法|スマホとPCを連携させる手順を解説
Windows 10に標準搭載されている「スマホ同期(Your Phone)」アプリは、AndroidまたはiOS端末向けの「お使いの電話コンパニオン(Your Phone Companion)」アプリと組み合わせて使うことで、スマートフォン内の写真やSMSメッセージをWindows 10パソコンと同期できる唯一の公式手段です。このアプリを活用すれば、パソコンから離れることなく、スマホに届いたメッセージの閲覧や返信、スマホ内に保存された写真の確認まで、すべてWindows 10 PC上で完結できます。 なお、「スマホ同期」アプリはWindows 10 October 2018 Update(バ
-
iPhoneのメディカルIDとは?設定方法と緊急時の確認手順をわかりやすく解説
高度な機能が数多く搭載されたiPhoneが、いざというときに命を救ってくれる存在になる——そんなことを想像したことはありますか?今回は、緊急時に役立つiPhoneの「メディカルID(Medical ID)」機能についてご紹介します。 この機能はiOS 8で初めて搭載されましたが、実は今でもその存在を知らないiPhoneユーザーは少なくありません。 「メディカルIDなんて聞いたことがない」という方は、ぜひこの記事を読んで、その概要と設定方法をマスターしてください。ほんの数分の作業が、いつかあなた自身や大切な人の命を守ることになるかもしれません。 メディカルID(Medical ID)とは? 設定