Outlookがメールサーバーに接続できないときの対処法:原因別の解決ガイド
Microsoft Outlookがメールサーバーに接続できなくなると、新着メールを受信できなくなり、送信もできない状態に陥ります。メール関連の作業が一切できなくなってしまうため、早めの対処が必要です。幸い、この問題には効果的な解決策がいくつか存在します。
Outlookがメールサーバーに接続できない主な原因としては、アプリの一時的な不具合、インターネット接続の障害、Outlookデータファイルの破損などが挙げられます。この記事では、これらの問題を一つずつ解決し、Outlookクライアントを正常な状態に戻すための手順を詳しく解説します。
1. Outlookを再起動する
軽微な不具合の多くは、アプリの再起動だけで解決します。再起動により、Outlookのすべての機能が一度停止して再度立ち上がるため、各機能がリフレッシュされ、小さなエラーの大半が解消されます。
なお、再起動しても保存済みのデータが失われることはないので安心してください。
- Outlookの左上にある「ファイル」を選択します。
- 左側のサイドバーから「終了」を選択します。

- Outlookを再度開きます。
2. インターネット接続を確認する
Outlookがメールサーバーに接続できない理由として、インターネット接続自体に問題がある可能性もあります。接続に異常がある場合、ネット接続に依存する他のアプリも正常に動作しなくなります。
接続状態を手軽に確認するには、ブラウザでGoogleなどのサイトを開いてみてください。ページが表示されれば、接続は正常です。
サイトが読み込まれない場合は、接続に問題があります。自分でトラブルシューティングを行うか、インターネットサービスプロバイダ(ISP)に問い合わせましょう。
3. オフライン作業モードを無効にする
Outlookには、インターネット未接続でもメールを作成・編集できる「オフライン作業」モードが搭載されています。しかし、意図せずこのモードが有効になっていると、サーバーへの接続が妨げられる原因になります。
オフラインモードをオフにすれば、Outlookは再びオンライン状態に戻ります。
- パソコンでOutlookを開きます。
- 上部の「送受信」タブを選択します。
- 「オフライン作業」をクリックします。

- 「オフライン作業」ボタンの強調表示が解除されれば、機能が無効になったことを示しています。
4. メールアカウントの修復機能を使う
Outlookに登録したメールアカウント自体に問題があると、アプリが正しく動作しないことがあります。幸い、Outlookには追加済みのメールアカウントを修復できるツールが組み込まれています。
- パソコンでOutlookを起動します。
- 左上の「ファイル」を選択します。
- 右側のペインから「アカウント設定」>「アカウント設定」を選択します。

- 「電子メール」タブで対象のメールアカウントを選び、「修復」をクリックします。

- 開いた画面で「修復」を選択し、画面の指示に従って操作を完了させます。
5. メールアカウントを再登録する
修復ツールで問題が解決しない場合は、アカウントを一度削除して再登録する方法を試してみましょう。これにより、Outlookとメールサーバーの接続が確立し直され、接続トラブルが解消されることがあります。
再登録にはユーザー名、パスワードなどのアカウント情報が必要になるため、事前に確認しておきましょう。
- Outlookを開き、左上の「ファイル」を選択します。
- 「アカウント設定」>「アカウント設定」をクリックします。
- 「データファイル」タブを開き、「追加」を選択します。

- 下部の「OK」をクリックして、新しいOutlookデータファイルを作成します。
- 「電子メール」タブを開き、対象のアカウントを選択して「削除」をクリックします。

- 既存のアカウントを削除したら、改めてメールアカウントを追加し直します。
6. セーフモードで起動してアドインを無効化する
Outlookでは、機能を拡張するためのアドインをインストールできますが、これらのアドインが不具合の原因になることもあります。問題のあるアドインを特定して無効化することで、接続トラブルを解決できる場合があります。
まずセーフモードでOutlookを起動し、サーバーに接続できるかどうか確認しましょう。セーフモードで接続できるなら、通常モードで起動した後にすべてのアドインを無効化し、その後一つずつ有効化して原因となっているアドインを特定します。
- 「Windowsキー + R」を同時に押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。このコマンドでOutlookがセーフモードで起動します:outlook.exe /safe

- セーフモードでメールサーバーに接続できるか確認します。接続できる場合はアドインが原因の可能性が高いので、Outlookを閉じて通常モード(セーフモードではない)で再起動します。
- Outlookが起動したら、「ファイル」>「オプション」を選択します。
- 左側のサイドバーで「アドイン」を選択し、右側の「COM アドイン」の横にある「設定」ボタンをクリックします。

- アドインを1つだけ残してすべてチェックを外し、「OK」をクリックします。その後、Outlookがサーバーに接続できるか確認します。

- 1つずつアドインを有効化していき、問題のあるものを特定します。
- 原因となるアドインが見つかったら、リストから選択して「削除」をクリックして取り除きます。
7. Outlookのデータファイルを修復する
Outlookはメールデータを専用のデータファイルに保存しています。このファイルが破損すると、接続トラブルなどさまざまな問題が発生することがあります。その場合は、Outlook付属の修復ツールを使ってデータファイルを修復しましょう。
まずデータファイルの場所を特定し、次に修復ツールを実行します。
データファイルの場所を確認する方法
- Outlookを起動し、「ファイル」>「アカウント設定」>「アカウント設定」を選択します。
- 「データファイル」タブを開き、対象のデータファイルを選択して「ファイルの場所を開く」をクリックします。

- エクスプローラーの上部アドレスバーに表示されたパスを控えておきます。
データファイル修復ツールを実行する方法
お使いのMicrosoft Officeのバージョンに応じて、以下の適切なパスから修復ツールを見つけてください:
- Outlook 2019:C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16
- Outlook 2016:C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16
- Outlook 2013:C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office15
- Outlook 2010:C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office14
- Outlook 2007:C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\Office12
- 上記の該当フォルダを開き、「SCANPST.exe」ファイルをダブルクリックして修復ツールを起動します。

- 「参照」をクリックして、Outlookのデータファイルを選択します。

- 「開始」をクリックして、ファイルのスキャンを実行します。
- スキャン完了後、「修復」ボタンをクリックして検出された問題を修正します。
8. Outlookを最新版にアップデートする
最後に、Outlookを常に最新の状態に保つことも重要です。古いバージョンに存在するバグが接続問題の原因になっていることがあり、最新版へのアップデートで解決するケースは少なくありません。
Microsoftでは、Officeスイートのアプリ(Outlook含む)を簡単にアップデートできます。手順は以下の通りです。
- Outlookを開き、「ファイル」>「Officeアカウント」を選択します。
- 右側のペインから「更新オプション」>「今すぐ更新」をクリックします。

- 画面の指示に従って、Outlookの更新を完了させます。
まとめ:Outlookを快適に使うために
Outlookはメールサーバーと接続することで、新着メールの取得や送信などの機能を提供しています。接続に問題が生じた場合は、本記事で紹介したいずれかの方法でエラーを解消できるはずです。
サーバーとの接続が回復すれば、最新メールの確認や新規メールの作成など、メール関連の作業を再びスムーズに行えるようになります。
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