Chromebookを使いこなす!パワーユーザー向けの10の上級テクニック
Chromebookは驚くほど優れたデバイスで、市場で最もコストパフォーマンスの高いノートPCのひとつです。「ネット閲覧しかできない簡素なマシン」と思われがちですが、以下の上級テクニックを知れば、きっと自分でも一台欲しくなるはずです。
この記事では、デスクトップPCからChromebookを遠隔操作する方法、ジェスチャーでChromeを素早く操作する方法、音声入力による文字起こし、さらにはAndroidアプリの実行まで、多彩なテクニックを紹介します。
開いているアプリを一括表示する
Windows 10では「Windows + Tab」、Macでは「Command + Tab」で開いているアプリを一覧できます。では、Chromebookではどうすればよいのでしょうか?
Chromebookでも同じように簡単に行えます。方法はいくつかあります。
最も手軽なのは、タッチパッドを3本指で下にスワイプする方法です。画面全体に、開いているすべてのアプリのサムネイルが一覧表示されます。
これはオーバービュー(Overview)モードと呼ばれる機能です。キーボード最上段の6番目のキー(窓のアイコンの横に2本線が描かれたキー)を押しても、同じ画面を呼び出せます。
Androidアプリを使う
ChromebookにGoogle PlayのAndroidアプリをインストールできることをご存じでしょうか?実際に可能ですが、この機能に対応した比較的新しいChromebookに限られます。
- 有効化するには、Chromebookの設定を開き、左メニューからアプリを選択します。
- 右側の「アプリの管理」にGoogle Play ストアが表示されます。
- オンにするを選択して機能を有効化します。項目が見当たらない場合は、お使いのChromebookが非対応か、Chrome OSのアップデートが必要な可能性があります。
- Chrome OSのアップデートは、設定→Chrome OS について→現在のバージョンの右側にあるアップデートを確認から行えます。
補足: Google PlayからAndroid用ブラウザをインストールできるため、Chrome以外のブラウザもChromebookで使えるようになります。
機能を有効にしたら、ChromeブラウザでGoogle Playストアにアクセスし、使いたいアプリを検索してインストールを選択しましょう。
Philips Hueライトを操作するHueアプリ、Prime Videoで映画をキャストする、お気に入りのAndroid画像編集アプリを使うなど、従来Chromebookでは使えなかったアプリが利用可能になり、非常に便利です。
ランチャーにフォルダを作る
画面左下の丸いアイコンをクリックし、上向き矢印を選ぶと、Chrome OSランチャーが起動します。
ここにはChromebookで利用できるすべてのアプリが並びます。しかし、アプリが長々と並ぶのは見づらいもの。そんなときはフォルダで整理しましょう。
やり方は簡単で、あるアプリを別のアプリの上にドラッグ&ドロップするだけ。フォルダが作成されるので、クリックして開き、名前を付けてください。
これにより、何ページにも及ぶアプリ一覧を、複数のフォルダに整理された1ページへとまとめられます。
フォルダからアプリを取り出したいときは、フォルダを開いてアプリをドラッグし、フォルダ外のランチャーページに移動するだけです。
ジェスチャーでChromeを快適操作
タッチパッドの指ジェスチャーを使えば、Webページやタブの操作効率が格段に向上します。
主なジェスチャーは以下の通りです。
- 戻る/進むボタン:2本指で左右にスワイプ
- 次/前のタブへ切り替え:3本指で左右にスワイプ
- リンクを新しいタブで開く:リンク上で3本指でタップ
- タブを閉じる:タイトルバーのタブ上で3本指でタップ
ページのスクロールや戻る/進む操作を指のスワイプだけで済ませられるため、ブラウジングのスピードが大幅にアップします。
内蔵の音声入力・読み上げ機能を使う
あまり知られていませんが、Chromebookには強力な音声機能が内蔵されています。開いているアプリに向かって話した内容をそのまま文字起こしできるほか、選択したテキストを読み上げさせることも可能です。
- 設定を開き、左ペインの詳細設定→ユーザー補助機能を選択します。
- ユーザー補助機能を管理を選択します。
- 「テキスト読み上げ」で選択して読み上げを有効にするをオンにし、「キーボードとテキスト入力」で音声入力(話して入力)を有効にするをオンにします。
「選択して読み上げ」を使うには、読み上げてほしいテキストをハイライトし、キーボードで検索 + sを押します。
読み上げられる単語が順番にハイライトされていきます。ニュースやメールなどを、他の作業をしながら「耳で聞く」ことができる便利な機能です。
「音声入力」を使うには、文字を入力したいドキュメントやフィールドを選択し、キーボードで検索 + dを押します。あとは話すだけで、言葉が画面に現れていきます。
音声入力を使う際の注意点は以下の通りです。
- 発話を止めてから長く間を空けると機能がオフになるため、再度有効化が必要です。
- 句読点の後の自動大文字化(英語入力時)には対応していないため、メッセージアプリなど、厳密な書式を求められない用途に最適です。
ダウンロード先をGoogleドライブに変更する
インターネットからファイルをダウンロードすると、既定ではChromebook本体のローカル保存先にファイルが置かれます。
すべてのダウンロードを特定のGoogleドライブフォルダに自動保存したい場合は、既定値を変更しましょう。
- Chromeブラウザを開き、ウィンドウ右上の3点メニューから設定を選択します。
- ダウンロードセクションまでスクロールし、場所の横にある変更を選択します。
- 左ペインでGoogle ドライブを選択し、ダウンロード先にしたいフォルダへ移動します。
- フォルダを選択したら開くを押せば、それが既定のダウンロード先として設定されます。
他のクラウドストレージとも連携できる
「ChromebookならGoogleドライブ一択」と思われがちですが、実はそうではありません。Dropboxなどのクラウドストレージサービスや、ネットワーク上に構築したファイル共有とも接続できます。
- ファイルアプリを開き、ウィンドウ右上の3点メニューから新しいサービスを追加→新しいサービスをインストールを選択します。
- 利用可能なサービスのウィンドウが開くので、連携したいクラウドサービスのインストールを選択します。ポップアップでアプリを追加を押すと、そのクラウドストレージを「マウント」するためのアプリが開きます。
- 完了すると、Googleドライブと同じように、新しいクラウドサービスがマウントされた状態で表示されます。
AndroidスマホでChromebookにログインする
Chromebookを起動するたびにパスワードを入力するのは面倒ではありませんか?ログイン画面はセキュリティ面で重要ですが、別の方法もあります。
ChromebookとAndroidスマホを連携させると、スマホを仮想的な「鍵」として使えます。つまり、Chromebookを使うたびにパスワードを打ち込む必要がなくなるのです。
- 設定を開き、接続済みデバイスを選択します。
- 「接続済みデバイス」のAndroidスマホ欄でセットアップを選択します。
- ウィザードに従い、同意して続行を選び、Googleパスワードを入力して完了を選択します。
- 「接続済みデバイス」にスマホが表示されるので選択し、次の画面でSmart Lock機能を有効にします。
- Smart Lockを選択し、次の画面の「画面ロックのオプション」でデバイスのロック解除と Google アカウントへのログインを選択します。
これで、次回Chromebookを起動したとき、スマホが自動的にロック解除とGoogleアカウントへのサインインを行ってくれます。
補足: Smart Lockの有効スイッチがグレー表示になっている場合は、一度スマホの登録を解除して再登録してください。サービスの有効化に数分かかることがあり、この手順を行うことでSmart Lockが正常に動作するようになります。
Microsoft風のライブ壁紙を楽しむ
Microsoftのライブ壁紙のように、ログイン画面の背景が毎日変わる体験は魅力的です。Chrome OSの新しい壁紙ツールのおかげで、Chromebookでも同じ体験が楽しめます。都市の風景や自然の景色などが、デスクトップを毎日彩ってくれます。
- デスクトップの任意の場所を右クリック(Alt+クリック)し、壁紙を設定を選択します。
- 次の画面で「都市の風景」「自然の風景」「アート」などからカテゴリを選び、最初の画像で毎日更新を有効にすると、自動更新機能がオンになります。
- リストの画像が毎日順番に切り替わり、最後まで到達するとまた最初から繰り返されます。
デスクトップPCからChromebookを操作する
近年Googleが提供する機能の中でも特に注目なのが「Chrome リモート デスクトップ」です。Chromeブラウザから直接、インターネット上の相手とデスクトップ全体を共有できるこの機能により、デスクトップPCからChromebookを表示・操作できます。
- まず、ChromebookからChrome リモート デスクトップのサイトにアクセスします。
- サポートを受けるボックスでコードを生成を選択します。
- 使い捨てのコードが生成されるので、どこかに控えておきましょう。
- デスクトップPCで同じページ(https://remotedesktop.google.com/support)にアクセスし、サポートを提供する欄に同じアクセスコードを入力します。
Chromebook側で共有リクエストを承認すれば完了。Windowsの画面から直接、Chromebookを遠隔操作できるようになります!
以上が、Chromebookユーザーなら知っておきたい上級機能の数々です。時間があれば、Chromebookでのスクリーンショットの撮り方や、Linuxアプリの実行方法についても学んでみると、さらに活用の幅が広がります。
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